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06月15日-03号

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  1. 岡垣町議会 2004-06-15
    06月15日-03号


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    最終取得日: 2021-05-03
    平成 16年 6月定例会(第2回)───────────────────────────────────────────平成16年 第2回(定例)岡 垣 町 議 会 会 議 録(第13日)                             平成16年6月15日(火曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第3号)                                  午前9時30分開議 日程第1 一般質問      1.15番 大堂 圏治      2.8番 久保田秀昭      3.13番 石井 要祐      4.9番 曽宮 良壽      5.1番 竹内 和男──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問      1.15番 大堂 圏治      2.8番 久保田秀昭      3.13番 石井 要祐      4.9番 曽宮 良壽      5.1番 竹内 和男──────────────────────────────出席議員(17名)1番 竹内 和男君       2番 松井 弘彦君3番 土屋 清資君       4番 山田 隆一君6番 三角 善彦君       7番 竹井 和明君8番 久保田秀昭君       9番 曽宮 良壽君10番 矢島 惠子君       11番 細川 光利君12番 平山  弘君       13番 石井 要祐君14番 西田 陽子君       15番 大堂 圏治君16番 勢屋 康一君       17番 市津 広海君18番 木原 信次君                ──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 占部 延幸君       係長 麻生 潤治君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 樋髙 龍治君   助役 …………………… 広渡 輝男君収入役 ………………… 柴崎 國雄君   企画政策室長 ………… 宮内 實生君総務課長 ……………… 山田 敬二君   管財課長 ……………… 小田 勝人君情報推進課長 ………… 笠井 達司君   地域づくり課長 ……… 渡辺 一郎君税務課長 ……………… 井上 英治君   環境共生課長 ………… 土田 和信君住民課長 ……………… 松丸 和美君   健康福祉課長 ………… 花田 申三君こども未来課長 ……… 廣渡  昭君   建設課長 ……………… 岩崎 生夫君農林水産課長 ………… 須藤 智明君   下水道課長 …………… 村田 泰孝君水道課長 ……………… 岩藤 昭良君                     教育長 ………………… 安部欽一朗君   教育総務課長 ………… 石田 健治君社会教育課長 ………… 西岡 文雄君                     ──────────────────────────────午前9時30分開議 ○議長(木原信次君) おはようございます。ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。起立。礼。おはようございます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(木原信次君) 議事日程第3号、日程第1、一般質問を行います。 一般質問の通告書に従って、受付順に順次発言を許します。15番、大堂圏治君の発言を許します。大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 皆様、おはようございます。質問に先立ちまして申し上げます。 去る6月1日、長崎県佐世保市の小学校で発生いたしました同級生殺害事件は、私たちに大きな衝撃を与えました。まずは被害者の御家族に心からお悔やみを申し上げます。 学校現場で同級生をカッターナイフで殺害するという大胆な事件、そして、原因がパソコン上での感情の亀裂による憎しみが殺害につながったと言われておりますが、新しい文明の機器を活用重視に走り、情報モラルの指導がおくれていたことがその一因にあるものと私は認識いたしております。この事件を特殊な事例とすることなく、二度と起こらないようにその原因と対策をみんなでしっかり話し合い、早急に対応することが何よりも重要で緊急な課題であります。 さて、今回の質問でありますが、1点目は、公園整備計画についてであります。 現在、まちづくりは13年度からスタートいたしました第4次総合計画に沿って進められておりますが、ことしは4年目のちょうど中間期にあります。基本計画の一つとして自然に思いをとのテーマの中で水と緑の保全と創出を掲げ、公園の整備計画を明確に示しております。 具体的な計画主要として、住民1人当たりの公園面積を17年度までに4.0平方メートルにしていくということを掲げております。現状はどのような実態であるのか、今後の公園整備計画をどのように進めていくのか。また、住民が求めている公園の形態をどう認識し、その実現のためにどのような施策を実行しようとしているのかをお尋ねいたします。町長の明確で的確で明快なる答弁を求めます。 もう1点は、福祉政策の充実であります。 福祉の向上は、中央行政の本質である、そして今遠賀4町の合併協議が進められておりますが、合併は目的ではなく、住民福祉の向上の一つであると町長は常々言われております。今回は、第4次総合計画での暮らしの安心での福祉政策中の高齢者福祉の施策の一環について的を絞り質問をいたします。福祉活動の基本認識や効率的で具体的な実行手法はどうあるべきか、また、住民と行政との共同による福祉活動をどのように展開していくのか、そして、先ほどの連携をどのように強めていくのかなどの具体策についてお尋ねをいたします。明快で建設的な答弁を求めます。 なお、今回の高齢者福祉に関する質問は3回目であります。住民が求める福祉施策が十分に施行されていないとの認識があることと、新しい発想で福祉施策を進めるべきであるという私の信念があることを申し添えます。詳細な質問については自席よりさせていただきます。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) おはようございます。大堂議員の公園整備計画について、お答えをいたします。 まず、公園の実態についてです。 公園の現状は、平成15年度末で都市公園は36か所あり、合計面積で7万6,562平方メートル、1人当たり面積は2.44平方メートルとなっております。公園の種類は街区公園と緑道です。公園の管理は、清掃や草取りは地元の区に委託、樹木の施肥剪定等はシルバー人材センターに委託をいたしております。公園の配置は、東部及び中部地域の用途地域内にほとんどがあります。 次に、今後の整備計画についてお答えをいたします。 第4次総合計画の中で、町民1人当たり公園の面積を平成17年度には4平方メートルとする目標を掲げております。また、岡垣町緑の基本計画では、ため池を含めた近隣公園等を東部及び中部地区に計画として掲げております。 次に、4町合併協議会と第4次総合計画との整合性についての御質問にお答えをいたします。 公園に関しては、計画等を含め現行のとおり新市に引き継ぐことで合併協議会で承認されている状況もあり、整合性はあると考えております。 次に、猿田池の公園整備計画についての御質問にお答えします。 西山田区内の猿田ため池は、岡垣町緑の基本計画の中で公園として計画が位置づけされていますが、平成3年度に一度調査・検討した経過があります。 当時、土地の所有権問題等で「ため池の用途廃止ができない」と公園整備の着手を断念しましたが、計画としては残っています。その後、地権者の中に相続が発生し、一層難しい状況があります。ため池の用途廃止が可能な状況になれば、再度公園としての整備もあると考えています。 次に、福祉問題について、第1番の行政と社協との連携やそれぞれの責任と役割分担について、お答えいたします。 岡垣町は、「暮らしに安心を~健やかで快適に暮らせるまち~」を基本構想に掲げ、少子・高齢化対策障害者対策など種々の福祉計画を策定し、総合的な福祉保健施策に取り組んでいるところです。 また、岡垣町社会福祉協議会では、地域住民の参画・協力を得ながら、地域福祉活動計画を策定し、「だれでもが安心して暮らせる地域社会」を目指した取り組みがなされているところです。 岡垣町の福祉施策をより充実・促進していくためには、行政のパートナーである社協の体制整備や健全な運営のため、また、福祉事業の活動促進の助成支援など、今後も連携を深めていきます。 次に、小地域福祉ネットワークづくりの拡大について、お答えをいたします。 当町の高齢化率は、昨年より0.3%上昇して23.2%で、今後も高齢者が急速に増加することから、介護保険制度による公的な介護・福祉サービスとともに、地域社会のあり方を含め長寿社会にふさわしいまちづくりが求められております。 その一つとして、日本の文化である向こう三軒両隣り「共助型の福祉」精神による「小地域福祉ネットワーク」づくりに社協と連携の中に取り組んでいます。現在16行政区が主体的に活動されており、さらに本年度4地区からモデル指定申請がなされる予定です。 また、町内全地域に小地域福祉ネットワークの組織化を目指した社協の取り組みと連携しての促進のために、民生委員の増員整備や補助金等の支援を考えています。 以上、この場でお答えをいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えをしますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) それでは、まず、公園整備の方から入らせていただきたいと思います。 公園ということは、そして、また、公園の役割について、町長はどのような認識をお持ちでございましょうか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 公園、自然の中に囲まれ、人間として安らぎを覚える、そして、また、あすの活力のエネルギーになると大変心の安らぐような、そういう場所だというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) そうですね、住民が求めるやっぱ安らぎ、緑の創出、そういうところで住民の皆さんは憩う場所だということで共通の認識はできると思います。 それで、前回もちょっと私お尋ねいたしましたが、岡垣町が住みたくなる町のベスト5に入ってるんだということを申し上げましたね。その理由の一つに、やっぱり岡垣町は自然が豊かだと、そして人材も非常にレベルが高いと、もろもろの要件が入りまして岡垣町は住みたくなる町の一つだというふうに言われております。この辺は、岡垣町の目指す自然との調和ですね、そういうのともマッチングはするんだろうと思いますが、これに関する町長の認識、住みたくなる町について、緑・水の創出をどのような認識でおられますでしょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 岡垣町の自然環境につきましては、いろいろな場面で私も申し上げておりますが、これも、先人たちと申しますか、多くの先輩方の汗と涙と申しますか、大変な御苦労の中にできた自然でございます。 特に、私、小学校の給食の時間に、6年生に給食を行っておりますけれども、その中で岡垣町はどのような歴史の中に、そして自然が生まれ、どういうようになって現在の形になったと、そういうことで三里松原にいたしましても今から300年以上も前に岡垣を含めてこの近隣の方々が、砂防、そして防風のために大変な努力を30年、40年かけてつくられた三里松原を中心に岡垣町が自然の豊かさを現在に享受しておると、そういう大変先輩方の汗と涙の結晶の中に、この自然環境の岡垣があると、そういうことで認識をいたしておりますし、子どもたちにもそのようなことを申しながら、岡垣町の自然環境の大切さ、そしてまた今後の私どもの責任と申しますか、残していかねばならない大きな責任を自覚をしていただきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) もう1点お尋ねします。 4次総合計画は、つくられる前に住民のアンケートをとられてますよね。その中で住民の皆さんが住みたくなるまちづくりの理由の一つとして自然が豊かであるというのが85.8%を占めとるんですね。この状況をやっぱり満たすことが住みよいまちづくりの基本ですよということがアンケートの結果が出されてますね。 それから、逆にこの中のアンケートで公園やレジャー施設が充実してないというところが約15%あるんですよね。だから、住民の皆さんは、公園・緑を求めてる自然の豊かさを。だけど現実的にはまだ十分満たされてないよという住民の皆さんの実態があるんですね。そのことをどう御認識でございましょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 確かに街区公園とか緑道につきましては、17年度には4.4平方メートルになるような一丁堤の公園からいたしますとなっておるわけでございますが、そういうふうで確かに面積1人当たりは少ないかと思いますけども、周囲を囲む何と申しますか、緑の中の自然も豊かでございますし、そこらあたりを考えると私は公園だけが緑のあれではないのではないかというふうに思っておりますので、今後、レジャーとかいうことについては、まだまだ研究する余地がございますけども、緑の公園と、だけにとらえるのではなく岡垣町全体の自然環境を考えると、豊かな恵まれた自然の中にありますので、そこあたりについてはまだまだ町民の方々に私どもとしてはPRも足らないのかなというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。
    ◆議員(大堂圏治君) 今の3つの質問で、住民の皆さんが求めている緑と水の創出したそういう自然豊かな町を皆さん求めてる、それについて実態はどうなるのか──どうあるのかということで十分じゃないということを町長の答弁として基本認識をお持ちだということで次のステップに入らせていただきたいと思います。 先ほど、お答えの中で、平成17年度は計画しようとして4.0平方メートルにもっていくんだという計画表──計画案を明示されてますよね。これが現実は2.44だという報告がありました。これは、16年、17年、あと1年何か月かあるわけですが、どうでございましょう、達成を見込みがあるのかどうか。そして、公園計画の基本的な計画は何をもとにしてやっておられるのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 第4次総合計画におきまして、平成17年度で1人当たりの公園面積を4平方メートルと計画をいたしております。山田の先ほど申し上げました山田の一丁田ため池の周辺につきましては、福岡県の事業として平成12年度から15年度まで整備をされまして、その後、岡垣町に移管をされております。 このような状況から今現在では、1人当たりの公園面積は4.5平方メートルとなり、平成17年度の計画主要は達成をされます。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) ちょっと今の答弁の尻がよくわからなかったんですが、17年度中には達成可能だと答弁されたんですかね。もう一度確認します。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) はい。17年度には達成が可能です。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 公園整備は、まず基本的には緑の基本計画ですね、これが平成12年に策定されておると思います。これは、それと総合計画を13年度からスタートいたしました。そして、新たに加わったのが環境ビジョン政策ですよね、これが14年度から22年までの基本計画だろうと思いますね。その他関連の計画もあろうと思うんですが、こういうそれぞれの緑と水の創出、自然豊かな公園整備ということは、この四つの計画をもとに今後実行に移されていくんだという認識を私は持っておりますが、町長いかがでございましょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私どもも町政のそれぞれの部門・部門の計画を持っておりますが、それをもう総合的に一つの大きな政策の中に入れて、個々の計画と総合的な計画を整理まとめまして、町政の大きな柱というふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) ここに緑の基本計画というのがあります。その中で基本計画策定の背景とか目的がこうあります。それで、この中でそれぞれの施策がなかったが、住民の皆さんが求めている公園の形態ですね、いろいろありましょう、街区の公園だとかミニ公園だとかいろいろあると思いますね。この中で現状分析の中で今皆さんが求めているのは、総合公園や運動公園などの大規模な公園がないのが現状であります。このことに対処することが今後の課題だと思われますという整理がなされてるんですね。それぞれ今恐らくお住まいの近くに近隣公園もございましょう。そういう形を整えていくことも大事ですが、公園の形態として総合的な自然を生かしたような総合公園、そして、住民の皆さんが憩えるようなスポーツ公園、そういうコミュニティーができるような公園の建設を望んでいるということが、また、町もこの計画書で明らかに示しているんですよね。これが住民のニーズに沿った恐らくまとめだろうと思うんですよね。この辺の住民志向の公園のあり方ということに町長はどのように認識されているんですか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 岡垣町の緑の基本計画の中にございます、大きな総合公園と申しますか、それにつきましては私ども吉木中部地区にございます門田公園──門田堤をまだ県の総合公園として何とか整備をしていただきたいというふうな思いもいたしておりますし、それについても研究はいたしておりますが、現時点では合併問題とかいろいろな問題がございまして、現在のところ机上では話があっておりますけども、具体的なとこまではまだ踏み込んではおりません。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) この計画書の中で都市公園の目標は、平成17年には5.43平方メートルとなってるんですよね。総合計画では4.0と17年度について。下方修正されてるんですね。総合計画ですね。これ12年度でございますので、こっちの方が先でございますが、5.43から総合計画で4.0に下方に計画値が修整された理由をどのように判断してますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 緑の基本計画では5.3平方メートル、現在のマスタープランでは4平方メートルと、下方修正のような数字は出ておりますけども、その意味のとらえ方についてちょっと基本的な考え方が違うのではないかなというふうに思っております。(「だからここは担当課長が答え……」と呼ぶ者あり) ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) ただいま御質問の4平方メートルと5.43の相違は、5.43は都市条例に載ってる以外のミニ公園、広場的な公園、この面積が含まれて5.43となっております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) この中で都市公園という形で明示してありますので5.43と、それが今言われたミニ公園含めて5.43ならば私も納得するところであります。 それから、町長、先ほど、ちょっとくどいかもしれませんが、住民が今求めている公園の形態ですよね、町長は先ほどの答弁では今のところ非常に消極的な姿勢のようですよね。やっぱり私は皆さんが、町長、北九州若松にあるグリーンパークに行かれたことありますか。そのこととね、やっぱり住民の皆さんが求めているのは、車で行けたり、家族がこう、ゆっくり1日できるような、そういう自然を生かしたのが岡垣町の特徴である自然を生かしたようなのをね、そういう公園づくりを求めてるんですよね。その辺もう一度ちょっと今後どう取り組もうとしてるのか明確にお答えください。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 近隣公園としては考えがありますけれども、岡垣町としては響灘の海岸線、そして、また、サイクリングロードを含めて家族の方々が1日自然を満喫できるような、そういうことについては公園以外にもそういうふうなレジャーを含めましてそういう施設はございますので、町民の方々のある程度の私は要求にこたえておるんではないかなというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) では、ちょっと、平成の岡垣町が所有している公園の管理いうもののあり方についてちょっと質問させていただきますが。 ここに岡垣町の都市公園条例というのがありますね、この中では目的だとか工事の禁止だとか細かくこうしてますね。使用等の使用料の問題だとか条例で細かくしてます。そして、規定も書いてありますですね。こういう意味で現在に住宅地に近隣している公園の管理の現状というのはどういう状態にあるか町長お答えいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 公園の管理につきましては建設課長の方から説明をさせます。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) 公園の管理につきましてお答えさせていただきます。 清掃や草取り、これは地元の区の方にお願いしております。それから、樹木の肥料、剪定、こういう面はシルバー人材センターにお願いしております。その他の遊具の修繕、フェンスなどですね、こういう面は建設課の方で業者発注で対応しております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 絶えずやっぱ住民の皆さんが身近に使う公園ですので、どうか今良好なやっぱり環境のもとで公園管理に努めていただきたいと思います。 それから、もう1点、次は遠賀4町との関係についてちょっと質問をいたしたいと思います。 まさしく今そういう合併協議の一番重点のところに来ていると思うんですが、その中で公園づくりと新市の計画というものがまだ新市計画等もまだ継続中の調査でありますから、なかなか明確になってないということは私も認識をいたします。それで、町長の答弁の中に、岡垣町は岡垣町でしっかりした計画を合併のあるなしにかかわらず、しっかり進めていくことが大事だという町長の答弁がありましたですがね。ということは、しっかりとした計画性に基づいて今後の公園の整備も進めていくんだということだろうと認識いたしますが、町長その辺の確認の答弁。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほどお答えいたしましたように、現在の4町合併協議との公園の第4次総合計画と合併協議会との問題につきましては整合性──引き継いでいくということになっておりますので整合性があるわけでございますが、岡垣町としてはこの問題についてもそういうまとめて私は推進をしていくべき立場でございますが、これのいろいろな問題がございますので、これとはまた別に岡垣町としては独自のまちづくりは計画を立てていかねばならないというふうには思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) ちょっともうちょっと突っ込んで質問いたしますが、今合併協議項目の10番ですね、地域審議会の存在が明らかになってますよね。地域それぞれ各町ですね、合併した場合のそれぞれの町の審議会、町の発展をしていくんだということで位置づけられていますが、このことの中で、もし合併があったとすればしっかりとそのまちづくり公園づくりを進めていくんだという基本的な認識をお持ちでございますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 地域審議会と公園という関係等につきましては助役の方から説明させます。 ○議長(木原信次君) 広渡助役。 ◎助役(広渡輝男君) 御存知のとおり新市建設計画の中で都市計画も審議しております。それで、現段階においては協議会の中において都市計画で計画中のもの、そういうものについてもすべて引き継いでいくということで一つのまとめがなされております。そういうことについては総合的には新市建設計画で協議会でまた最終的なまとめがなされてるということでございますが、その中の話と今言われた地域審議会は、やはりこの合併したときに地域審議会を旧町ごとに置くとかいうことについて一定の報告がなされておりますが、それはあくまで諮問的な機関でございますので、その十分地域の意見を新市に反映させるということの位置づけでございますので、それはまた行政の中の補完的な機能ということで位置づけているということであります。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) それじゃあ、次の質問に移ります。 猿田公園の整備について質問いたしますが、町長、この公園を現場を見られたことございますか。端的にお答えいただきたい。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) はい。見たこともございますし、私も小さいときからあの周辺で住んでおりましたのでよく知っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 見られたならばね、現在どういう実態にあるかどのように感想をお持ちでございますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私も町長に就任した時点で、この問題についてある方々から話を承った経過がございます。その中で平成3年度に一たん計画がなされたけども地権者の問題、いろいろな問題の中で断念せざるを得なかったということをお聞きしておりましたし、本日の答弁書の中にも経過を述べております。今後も地権者等の合意がなされれば私の法としては何とかその公園化については計画を立てるということについてはあるわけですけども、非常にいろいろな状況を考えますと非常に難しい課題がたくさんあるというふうに認識をいたしております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 今後のことについてはまた質問続けますので、町長が現場に行って見たと、そういう中でどう実感としてとらえられているかということをお答えいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 申し上げましたように、何とか私としては、あの周辺については住宅事情、住宅地のど真ん中でもございますし、何とか公園化をという思いはいっぱい持っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) ということは、まあ、何かこのままじゃ放置できんよということを十分認識持っておられると。その前に非常に公園が汚いと、衛生上も防犯上も悪いんだと、それから次のことにつながっていくべきだと思うんですよね。だからそこを私ちょっと聞いたんですね。町長がね、あの現場を見て、もう水もどろどろして、ほとんど治水もため池の機能も果たしてないんですよね。そして周りが茂ってます。子どもさんが落ちたら上がってこれんですよね。そういう非常に悪い、しかも岡垣町の中央台と言われる場所に存在しておるわけですね。だから何とかしたいという、そのお気持ちはわかります。 で、ここに緑の計画書の中に、地区緑化の計画と目標ちいうのが出ています。というのは、猿田近隣公園の整備の推進を進めるんだと。整備目標が1万6,000平方メートルだと。実施の主体は町だと。そして、10年以内にとこう書いてあるんですね、目標を。で、先ほどるる言われました、進まなかったことの理由がね。私はもちろんそれぞれあると思います。所有権の問題が展開したと、こんな理由にならないんですよね。これだけ町がしっかりとした整備計画を持ってるわけですから、やっぱり怠ってきたといわざるを得ん。実際所有権の問題にしても水利権の問題にしても、現在は実質的には存続してないんですよね、存在してないんです。存在してないんですよ。あそこのため池から山田のところに水なんか引いておりません、田んぼのために。そういう実態をしっかり直視をしてもらって、町としてやっぱりしっかりとした取り組みを進めてきたのかという責務が問われているんですよね。その辺どう町長認識してますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 平成3年度に調査設計をした経過いうことがあるということにつきましては認識をいたしておりますが、その中で実際もう私も見ておりますように山田区の方への水についてはほとんど実態がないわけですけども、権利としては約40名の方々の権利が残っておりますので、そこあたりが非常に厳しい状況だと。それを一人一人していくわけですけども、権利関係者は、現時点では40名くらいかなと思いますけれども、実際は相続から何かすると200名近い方々の同意が要るような、そういうふうな作業になるのではないかなというふうに思っておりますし、現時点ではため池としての用途はほとんどなしておりませんけども、そういうふうな権利は残っておるということで、大変厳しい状況だということで今すぐ私どもとしては取りかかれるような状況にないというふうに思っています。今後は、これについてまたいろいろと検討はしたいと思います。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 問題点が四つあると私は思ってるんですよね。四つ。一つは、土地の問題ですよね。これは公有地があります、国やらいろいろ民有地もあります。まず、土地の問題。もう一つはちょっと今触れましたが、水利権の問題。ため池の下に、中に個人的な所有権も存在しとるんですよね。現実的にはため池というのは実在してないんですよね、その既得権的な水利権の問題。もう一つは、恐らく建設費の問題ですよね。この費用をどう充てるか、充当していくのかというね。もう一つ、四つ目は、やっぱ周辺対策、あるいは南山田、西山田、そして今度は記念病院。ここに周辺地区の地図があります。おわかりと思います。非常に複雑な問題点をはらんでますよね。 だから、こういう現状をやっぱりしっかりととらえてね、やっぱり何が問題でどうすれば一つ一つ解決していけるのかという町の積極的な姿勢が今まで私には私が感じるところではないと。そして、少なくとも今まで私もこの問題を表面に出してきませんでした。だけどなかなか進まん。ねっ。建設課あたりとはいろいろと個人的に相談したこともあります。だけど、ここで表に出してやっぱ町全体の市政の中でこの四つの問題をしっかりと着実にやっぱり取り組んでいかないと猿田公園の整備計画はできないんだという認識があったから私はこの問題取り上げたんです、今回はね。 私は個人的に当たっておりますよ、山田部落の有力者の方ね、もう水利権放棄してもいいんだと、ここまで言われた方もおられます。それで周辺の西山田さんの区長さんとも個人的にお会いしました。いいですよと、進めてくださいと。もちろん南山田は当然のことですよね。 そういう形でやっぱり今言った土地の問題、複雑な問題あります、確かに。水利権の問題、建設費の問題、周辺対策の問題、しっかりと取り組むことがこの公園の整備計画につながる、そうしてまた水利権の問題はため池機能を生かした親水公園つくればいいと私は思うんですよね。やっぱ知恵は、発想は転換しないでは実現できないわけです、水利権の何てらはね。所有権の問題もため池機能は残したまま親水の公園として周りの自然を生かしたようなね、自然を生かしたような公園づくりをやれば実現はできると思うんです。再度、この取り組みについての町長の基本的な認識をお答えいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほども述べましたように、平成3年度には断念をいたしておりますけども、計画としては残っておりますので、これについて今後検討をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) それで、しっかりと着実に取り組んでいただくことを希望いたします。 続きまして、高齢者福祉施策について質問をさせていただきます。 基本的には、福祉をどう進めるのかということになろうと思います。それが総合計画であるし、町の福祉、保健福祉計画であろうと、こういうふうに思っています。町長は先ほど私も申し上げましたように福祉こそは地方自治の本旨だと、それを生み出すために充実していくためにまちづくりがあるんだと、町長のもう信念ですよね。私も同感です。これは言葉で言うのはやすいですよね。だけどこれをどうやっぱり実行に移していくのか、住民のニーズに合ったような施策を展開していくのか、これが今求められてるんですね。 じゃあ、具体的に質問いたしますが、ここにいきいき健やかプラン岡垣町高齢者保健福祉計画というのを私見せていただいて勉強させていただきましたが、これは5年計画、で、3年ごとに見直しということになってますよね。今回の見直しのポイントはどういうふうに認識してますか。何がポイントだったと、見直しされたんですよね。町長の巻頭の方に初めにというところがあります。この計画を見直し、見直したからつくったんですよね。これの見直しのポイントは何だったというふうに認識していますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 5年前につくりまして、その中で、時代の中で変化の中で介護保険制度という新しい制度が導入をされましたので、それに伴いまして計画の見直しをいたしております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) それもあると思うんですけどね、町長自分で書いてるんですよね、この中に。見直しのポイントはね、もうちょっと具体的にあるんですよね。例えば、在宅使用を強化していくべきだと。それはもちろん介護保険のことも関係していますね。いつまでも住み慣れた地域で暮らし続けるまちづくりと、ねっ。これをどう説明していくのか。そして、もう一つ、それぞれの立場でできることから地域の福祉活動に参加していただきたい。すなわち福祉を住民と協働、行政と住民が協働してつくり上げようじゃないかというのがこの見直しのポイントだと思うんですよね。違いますか、町長。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 今回の見直しの原点は少し介護保険を含めまして高齢者の方々の健やかな日々を送るための施策について時代の変化の中で見直しをさせていただいております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) この計画書の中で施策の展開ということでいろいろ計画書を出してます、出てますね。その中でやっぱり在宅生活重視の推進と、こうなってるんですよね。それから、もう一つ大きな項目の一つに地域で生き生きと活動できる環境づくりと、ねっ。こういうふうにこう施策をはっきりしてるんですよね。ということは基本的に入りますが、国が県が町が向上的な福祉をするんじゃなくて、やっぱり住民の皆さんが自分の家で住みたいと、いつまでも元気でね。この志向は定着してきたわけですよね。やっぱこれにこたえるような保健福祉計画というのはなっとかんといかんとですね。計画書はこうなってるわけです。それを実行の中にどう移していくかということが大事なことだと思うんですね。その辺の認識いかがですか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) サービスを含めまして私どもとしては地域の方、在宅を中心にしながら、地域、そしてまた、方々の答弁書にございましたように向こう三軒両隣りのような、基本的にはそのあたりが私は今後の高齢化対策の大きな柱と申しますか、大きな地域での支えが大きな柱になるんではないかなというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 実際に行政がいろいろと福祉施策をやっぱ検討していく、そうしまして、そして、まあそういう意味で法人的な社協というのが存在しますね。これはもちろん連携を密にしていくということは非常に大事だと思いますね、当然のことですよね。そういうことで町長は社協はパートナーシップだというふうに答弁書を出していますよね。これは当然のことですよね。だから、町長の福祉に対する強い信念をやっぱり実行面に移さんにゃいかんとですよね。まあ、その一部も社協の役割があろうと思いますがね。その関係についてね、ちょっと深く掘り下げてどうあるべきなのかということを町長お考えがあったらお答えいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 岡垣町では、健康福祉課を中心に福祉全般の施策を推進をいたしておりますが、社会福祉協議会につきましても、社会福祉協議会でやらねばならない行政とのパートナーでございますので、社会福祉協議会としてやらねばならない項目については十分連携をとりながら現在も進めておりますし、今後も連携についてはより一層綿密に緊密にとりながら、住民の方々の不安のないような、そういう体制をつくって施策を展開していきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) そのとおりだと思いますよね。ただ、しかし、実態として、やっぱ福祉を進めていく中で現状はどうあるのか、実態はどうなのかと、いうことをやっぱまず知ることは第一歩ですよね。そういう意味で私は前回のこの問題の質問のときね、町長は非常に福祉、福祉と言われてる。じゃあ、現状を認識すると問題点は何なのか、今後どう進めていくのかとなったときね、定期的な社協との幹部を含めた個別ではやっておられると思います。個別の案件ごとにはね。担当課長を中心にやっとると思いますが。町長、助役を含めた幹部はもうちょっと社協の中に定期的に入り込んで、やっぱりして、十分福祉施策の実態を見て、今後の福祉のあり方ちいうものを強い意思を示して、リーダーシップを発揮していくということが大事だと思うんですね。 私どもは、この前、文教厚生常任委員会で、筑穂町に行きました。社協に行ったんですね。そこの町長はわざわざ私どもの席に入っていただきました。しょっちゅうそういう場所に町長は囲んでます。福祉こそおれの至上命令だと、至上課題だと強い意志が、我々が短い懇談会の中でしたが入っとるんですね。ということは、やっぱりそれだけの行動を示しておられるんですよね。それが、福祉のすべての拡大につながっていくと私はそう思いますが、この辺の具体的な社協との連携について、今後何か考えがありますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 社協の役割、目的・役割等につきましては、御存知のとおりでございます。私も社協を岡垣町の大きな福祉行政の一役を担っていただいておりますし、連携と申しますか、緊密な連携の中で住民の方々の福祉の向上のためには私も今後とも緊密な連絡の中で展開をしていきたいというふうに思っておりますし、私自身もまだまだ勉強不足なところがございますけども、今後はこれについては十分に気をつけていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) そういう意味でやっぱり強いアクションをやっぱり示していただきたいと思います。 それで、ここの15年度の岡垣町の社会福祉協議会の報告書を手に入れていますね。その中でいろんな事業の報告がなされています。先ほどその一端として小地域福祉ネットワークを拡大していくんだということが述べられていますね。先ほどの答弁の中でも、現在は10何か所が取り組んでいると。姿はいろいろあります。いろんな取り組みの中に私も入らせていただいていますが、取り組みもありますよね。だけど、当初の予定では15年度ぐらいまでに全行政区に拡大していきたいという目標が明示されているんですよね。その中で53行政区ありますが、今そういう実態にあると。これがやっぱ進んで計画どおり、予定どおり進んでいけない理由というのがやっぱあると思うんですよね。その辺はどのようにとらえておられますですか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 計画どおりに進んでいないということにつきましては、私も報告等で受けております。その中で進まない理由等につきましては、4点ほど考えられております。輪番制とか、それから役員の交代制、それから民生委員のおられない区の存在とか、それからまた財政とかいうこともあり四つ、4点ほど申し上げましたような形で計画どおり進んでいないというのが実情でございますが、今後は担当課を含めまして社協も含めまして連携の中で、先ほど答弁書の中で述べましたように最終的な私どもの小地域ネットワークが福祉を支える大きな原動力でございますので、これについては十分今後とも力を入れていきたいというふうに思っております。課題はたくさんございますけども力を入れていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 小地域福祉活動をもうちょっと突っ込んでお尋ねをしたいと思います。 今言われたようなもろもろの原因があると思いますね。という中で進んでいけないと、だけどそこなんですよね。現状としてはそこにあります実態がね。リーダーシップがいないとか、どうもなり手がいないとか、いろいろ要因があります。取り組みの体制が整ってないとかね。だけど、社協頑張ってるんですよ。ここに小地区福祉の研修会の資料もあります。こういうのをもとに先進の地にいろんなもの、また、すばらしい先生を呼んだり研修会をやっとるんですよね。だけどなかなか思ったほど進まないというところはね、やっぱそこなんですよね。もうちょっと掘り下げてね、どうすればこれが達成できるのかと、拡大できるのかというとこを深くやっぱり取り組まにゃいかんですね、本当。ただなり手がいない、そういう組織がなかなか確立できん、これが放ったら何もできないんですよね。そこから第一歩として今後どういうふうな町としてコーディネートしていくのか。その辺がやっぱ発想であり、知恵であるわけですね。やっぱりそうでないと、この全行政区に持っていくという拡大策の実現はほど遠いと思うんですよね。その辺の決意のほどをもう一度町長答弁してください。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 小地域ネットワークの拡大が全区になかなか進まない理由の中に、先ほど述べました課題とともに地域住民の方々の理解・組織活動、そしてまた、協力者のなかなか生まれないという不足ということもございます。そういうことで課題は現在ある程度解明をいたしておりますので、今後はこの課題に向けて担当課、そしてまた社会福祉協議会も中心にそこあたりは知恵を出し合いながらこの小地域ネットワークの拡大に向けて今後ともさらなる取り組みをしていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) そうですね、町長も十分御認識をいただいてるようです。やっぱり今からの高齢者福祉のあり方というのはね、やっぱり日本の国民性、隣り近所、お互いさまよと、やがては自分の身よと、ねっ。縁があって一緒に住んだんじゃないですかと、これが日本独特の風土なんですよね。これを基本にした小地域福祉活動ちいうのは大きな意味があるんですよね。これこそ日本が向かうべき福祉の原点だと思うんですね。何も国から県から物が与えられれば福祉が、福祉の心が完成したということは絶対ないんですね。担い手と受け手が心を一つにする、そういう心がないと本当の福祉の実現というのはできないんですよね。 実は、この前、私も福祉ボランティアさせていただいて目の見えない方を病院に連れて行きました。高齢の方ですよね。そしたら、帰りに魚屋さんにとまってくれって言うんですよ。何でかなと思うてですね。自分の物を買われるんだろうと思っておりました。魚をね。そしたら私と運転手と介助のボランティアにね、今がサバが一番おいしいからね、あんたたちに買ってやるっちいうんですよ。ねっ。いや、要りません。私どもはボランティアでやってるんですよと。要りませんて言うて、けど絶対聞かないんですね。このときね、そういう場面にぶち当たったときね、福祉ちいうのはここだなと、担い手と受け手が心が一つになるんだと。我々はしてやっていくのが当然だというようなね、そういう義務感的なものは若干あるかもしれません。だけど受け手側がまた心があるんですよね。感謝の心があるんです。そういうものをつくりだしていくことが本当の福祉だと思うんですよね。 そして、土壌としては小地域だと。それは長い間、やっぱ培われた人間関係、コミュニケーションがとれとるわけです、地域はね。私はその辺の福祉のあり方ですね、小地域福祉活動をどうか積極的に取り入れていくべきだという強い強い信念を持ってます。 そういう意味で、これが福祉だけやないんですね。今もましてまちづくりの基本として地域コミュニティーをどうつくっていくかということが言われてます。ねっ。宗像市なんか先進的に環境問題だとか、若干福祉の問題含めてね、もう地域で自己責任でやっていこうやないかと、ねっ。予算ももう市が配分している、そういうモデル事業もやってますよね、宗像市。だから今からのまちづくりは、やっぱ地域コミュニティーをどうつくっていくかということが基本になると思うんですね。だから、コミュニティーの中で福祉の心が醸成されると。育てられると、これが一番理想ですよね。子ども、中年、高齢者含めてね、地域のコミュニティーの中で子育てをしていく、高齢者の福祉もやっていくということでね、大事だと思うんですが、その辺の発想について町長どのように御認識でありましょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 大変複雑化いたしております。そして、また、近代文明の中で我々は生活をしておるわけでございますが、ともすれば心と申しますか、そういうところについて非常に疎を軽んじるような傾向があるわけでございますが、これは私21世紀の中での大きな課題でございますし、それがひいてはただいま言われました大堂議員の言われる小地域における心の、人間としての心を取り戻すような、そういう私は時代にならねばならないと、大きなまた問題を起こすのではないかというふうに思っておりますし、今後は小地域の中で心と心が触れ合うようなそういうふうな形がまちづくりの基本的な原点、出発点であるんではないかというふうに思っておりますし、そのあたりについては今後とも十分に小地域、福祉ネットワークを含めまして地域の方々のいろいろな御意見を聞きながら、まちづくりの中に入れていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 15番、大堂圏治君。 ◆議員(大堂圏治君) 住民がもう住む場所を選択する時代なんですよね、地方分権してます。そして、地方自治の裁量が非常に大きくなってきます。そういう意味ではいいまちをつくるためにやっぱり従来のいいのをしてることをやっぱり1回見直して新しい発想でやっぱまちづくりをしていくと。もう公園の建設計画も福祉計画も立派な冊子があるんですよね。今から先は実行なんですよ。どうアクションをとっていくか、そういう意味で樋髙町長の強い強いリーダーシップを求めて、私の一般質問を終わります。 ○議長(木原信次君) 以上で、15番、大堂圏治君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(木原信次君) 暫時休憩します。再開は10時45分の予定とします。午前10時30分休憩………………………………………………………………………………午前10時45分再開 ○議長(木原信次君) 再開します。 8番、久保田秀昭君の発言を許します。久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 8番、久保田秀昭です。一般質問を行います。 まず、最初に、合併問題についてです。 新市建設計画と財政シミュレーションについてです。 4月の合併協議会に20年間の財政シミュレーションが提出されました。その内容は、合併した場合と合併しなかった場合の両方について、20年間の歳入歳出の総合計を幾つかの費目ごとに集計したものです。この内容について町長としてどのように評価しているか答弁を求めます。 次に、新しい市の事務所の位置や仮庁舎の位置について、賛成多数で決めたことについて質問します。 小委員会で新市の事務所の位置については合併してから決めるということと、仮庁舎の場所を岡垣町にすることを賛成多数で決め、6月9日の合併協議会でそのことを賛成多数で決定をしています。もともと、町長は、新市の事務所の位置は岡垣が考えているところを主張し、その件については妥協できないと公式答弁もしてきたところです。ところが、苦渋の選択ということで、いわゆる先送りに賛成をしています。このような重要な問題を賛成多数で、しかも4町合併協議会の一つの自治体の全委員が反対するという状況で決定されたものです。また、仮庁舎も同様の結果になったことについて、町長はどのように考えているか答弁を求めます。 次に、学童保育の問題です。 岡垣町は、学童保育が設置されて10年以上になります。この間に試行も含めて全小学校区に学童保育が設置されました。財政的保障も出発当時からすると相当改善をされてきました。現在の学童保育の実態等を踏まえ、これからの学童保育の充実についてどのように考えているか答弁を求めます。よろしくお願いいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。
    ◎町長(樋髙龍治君) 久保田議員の合併問題についての御質問に対しお答えをいたします。 まずは新市建設計画と財政シミュレーションについです。 御質問の趣旨は、新市建設計画のうち基本計画における新市の財政計画及びそのベースとなっている財政シミュレーションについてどのように評価しているのかとであろうと思います。 この基本計画については合併協議会で継続協議となっており、素案が決定されたものではありませんが、新市の財政シミュレーションは、合併後20年間を期間として予測を行ったものです。その前提となる諸条件として、まずは人口予測を行い、それに伴い歳入においては地方税や地方交付税の予測、歳出においては人件費や物件費の予測を行いながら、さらには合併後の諸事業費を加え最終的にその収支を把握したものです。 御存知のとおり、現在の地方自治体を取り巻く財政事情は厳しいものがあり、特に三位一体の改革による地方交付税の削減が地方自治体の行財政運営に与える影響は大きく、したがって、数年先の財政予測も厳しい中、新市の20年先を予測することは極めて困難な作業であると考えられます。 したがって、今回の財政シミュレーションについては、現時点で想定できる数値を前提条件として予測したものであり、結果についてもそのような前提条件に基づいたものであることをしっかりと認識し、間違いのないよう住民への説明を行うべきであると考えます。 次に、新市の事務所の位置及び仮庁舎の位置について小委員会で賛成多数で決定したことについてです。 事務所の位置については、重要な協定項目であり、十分な審議が必要であることから、小委員会が設置されました。この問題について、岡垣町は将来的な事務所の位置については、遠賀郡4町の合併によるスケールメリットを最大限に生かすために、都市構造を確立し、より発展性を求めたまちづくりが必要であるとの観点から、岡垣・遠賀間の国道3号線沿い、山田峠付近を、周辺道路整備などの都市計画とあわせて主張してまいりました。今でも私は岡垣町の考え方は妥当であると思いますし、今後、新市において協議を進める際にも主張すべきであると考えております。また、合併時の事務所の位置については、物理的な条件などから岡垣町庁舎が適するとの考え方は、これまで議会で御説明したとおりでございます。 ここに至るまで、小委員会は、昨年の12月から現地調査も行いながら20回にも及ぶ会議を重ねられ、何とかこの問題について各町の意見がまとまるようにと調整されてこられました。私は、この結論に至るまでの長い過程における各委員の皆さんの御努力に対し、本当に大変な協議であったと感謝の気持ちを述べる次第です。 小委員会及び協議会における協議結果については、御承知のとおりと思いますが、小委員会における紆余曲折を経た慎重な審議、また、岡垣町としても何とかこの問題についてまとめたいとの思いから決断した苦渋の選択、そして、最終段階で各町の意見が変わらないことの確認など、幾つもの過程を一つ一つ踏まえた上で出された決定であることをどうか御理解いただきたいと思います。 次に、学童保育施策について、お答えをいたします。 岡垣町の学童保育は、平成元年に海老津小学校敷地に施設を建設し、保護者会による運営が開始されました。その後、平成5年に山田、平成12年に吉木、平成14年に内浦、戸切を開設し、全小学校に整備いたしました。 また、保護者会による運営では、入所児童数が減少すると運営が困難になるという問題点を解消し、安定した学童保育の運営を保障するため、平成13年度から公設学童保育連合会委託方式へと運営形態を改めて、現在に至っております。 入所児童数は、平成13年度は156名、平成14年度208名、平成15年度217名、本年度4月は244名と、経済の低迷を反映した共働き世帯の増加等で年々ふえ続けています。これに対応するめため、平成15年度に海老津学童保育所の建てかえを行い、定員30名増の拡大を図ったところです。 今後も、経済状況が好転しない場合は、入所児童は増加すると考えられますので、仕事と子育ての両立支援の観点から待機児童を出さないよう施策、体制両面の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上、この場でお答えいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(木原信次君) 久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まず、最初に、財政シミュレーションの問題について質問します。 合併協議会でシミュレーションが出されました。しかし、そのときに同時に基準値など基礎資料の提出がありませんでした。このことについて質問します。 それはなぜかといいますと、新市建設計画基本構想案の35ページに、開かれた行政運営を推進するため、行財政について住民が見守り、評価していくような住民参加の仕組みづくりを行います。こういう考え方が述べられております。こういうことを論議する、そういうところで財政シミュレーションを行う基礎的なデータがシミュレーションと同時に出されなかったということは、まさにこれと乖離してないようではないかなというふうに思うんですが、町長、その点についてどうお考えですか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 財政シミュレーションにつきましては、合併事務局でつくったわけでございますけども、各町の財政部局が各資料を持ち寄りながら作成をいたしておりますので、その点につきましては、私ども、その基礎資料なるべく資料については合併協議議会の中で発表されておりますので、承知をいたしております。 ○議長(木原信次君) 久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 実は、なぜこういう質問をするかといいますと、ここに新市の財政計画参考資料があります。これを見ますと、合併1年目からの数字なんですよね。そうすると、これを分析しようと思ったら、合併ゼロ年目、この基礎的な数値がわからなかったら非常に分析がしにくいわけです。それで私自身が、企画政策室に基礎的資料はないのかと、出してくれという質問をしたら、合併協議会に出してないからありますけども出せませんという答弁──回答だったんです。それとあわせて水巻の共産党の町会議員の質問書、それに基づいて実は4月28日に新市の財政計画における積算基礎金額表というのを出されたと。これがなかったらどこからスタートするのかっていうのがわからない。私はそういう点では、本当に合併協議会が住民に開かれたところから本当に考えているのかというところはね、問われる内容だと思っています。忘れたとかね、そういう性格のものではないということを1点指摘して、具体的な質問に入ります。 合併しなかった場合の投資余力がマイナスになっています。これはどういう理由でマイナスになっているのか説明をしてください。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 総務課長の方から説明をさせます。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 合併をしなかった場合、投資力がマイナスになってるということでございますが、一応の各町の財政計画というのを大体5年間ほど財政計画を建てております。その中で今現在昨年度から三位一体とかいろんな今国の方で制度が改革されております。そうした中で非常に交付税とかそういうものが大幅に減少している現状でございます。その中で、歳入見積もりをやっているわけでございますが、計画の中では歳出につきましては現状をそのまま計画として算定いたしておりますので、当然歳入が減ってくれば、そういうものについてはマイナスが生じてくると、そういう考え方で投資力がマイナスになっているという考えでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 要するに他市県、歳入よりも歳出が多いためにこういう結果になってると。ただし、この背景には今回のシミュレーションが基金からの繰り入れ分を外してるとかね、そういうことがあるんではないかと。もし、財政に問題があるなら赤字にならないように工夫が始まると思うんですね。そういう意味ではマイナスというよりも事実上はゼロと、どんなになってもそういうことだろうというふうに思うんですね。そういうふうに理解していいですか、町長。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) そういう歳出──歳入につきましては、厳しい中でございますし、歳出につきましてはそれぞれが努力をしながら経常収支の安定と申しますか、そういうことについては努力をしていかねばならないというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、そういう意味ではマイナスになるっていうのはちょっと考えられないということを指摘をしておきたいと思います。 それで、具体的な質問に入ります。地方交付税です。合併した場合、16年度から地方交付税は縮減をされていきますが、その額はどのくらいになりますか。これはもう総務課長。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 一応、算定いたしておりましたのは、16年度は国の予算では6.5%マイナスになります。それとあと17年度、18年度については、今の国の計画では毎年5%、約10%減るというふうな、そういう計画で立てております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 合併をした場合、10年間は合併をしなかったときと同じ地方交付税額を保障すると、で、その後、合併した後11年目から減らしていって、いくという考え方だったと思うんですね。 それで、今、町長、助役、それから総務課長のところに私が試算した表をお渡しをしております。これは、合併時の普通交付税の額が一番左にあります。この金額は財政シミュレーションからとったものです。これは、1年目から20年目までですね。その隣の分は合併時交付税の内訳、基本的に政保分と合併時分というふうに分けてます。で、この政保分の計算はどういうふうにしたかというと、合併をしなかったときの普通交付税、この差をとりました。これは、10年目まではそういう考え方でとったわけです。なぜかっていうと、この間は普通交付税は変わらないと、そうするとその差が政保分ということになりますので、そういうことでしてます。それから、11年目からは、今度は地方交付税が合併した場合には縮減をされていきます。その分については10年目までの政保分の金額がそのまま変わらないとして計算をしたものです。これでいくと、若干人口が下がるとかいうことで政保の分が下がったりしますが、大まか大体こういう計算でいいんだろうというふうに思いますが、山田課長、これでいいですか、考え方は。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 今お手元にいただいております。考え方につきましては、これで結構だと思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) これでいくと合併をした場合にどれだけ地方交付税が合併をしなかった場合と違うかというのがですね、119億6,518万円、これだけ実際に合併をしたら少なくなると、20年間で。もし、財政シミュレーションのときの説明によると、合併時のときの、したときの政保分は12億円だという説明があっております。それで計算すると、どれだけ減るかという、132億5,367万円減る。これだけ減るということになるわけなんですね。間違いありませんか。この計算は。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) はい。考え方は10年間は国が現在の交付税の措置は保障するという考え方でございますし、10年目以降5年間は段階的に減らすと、16年目以降については一般会計という形になりますので、交付税は10年目以降につきましてはそういう考え方で減っていくだろうというふうに自分たちもそう考えております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、数字上間違いなかったら、こういう数字になるということなんです。相当下がるということなんですね。 それで、それを踏まえて、じゃあ、投資余力というのがありますが、投資余力というのはどういう意味ですか、これ山田課長でいいです。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 投資余力につきましては、その提議でございますと将来の投資的・政策的に活用できる資金力、そういうふうに理解をいたしております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 要するに歳入から歳出を引いたその残りが投資余力という考え方で出されてると思うんですね。 で、これからいくと合併をした場合に150億円ぐらい20年間で出るという計算になってるんです。まさにこれは合併することによりこれだけの公共事業ができることは暗にしてるような気がしてならないわけです。この投資余力は150億円と言いますが、それぞれの歳出がどれだけ削減されるかにかかっているんではないかというふうに思いますが、町長、それでいいですか、考え方は。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 経常経費等の合理化と、そしてまた、スケールメリットの中で生かして数字関係が変わってまいりますので、そういう考え方で結構だと思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 次に、物件費について、物件費とは具体的にどういう内容か説明を求めます。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 物件費と申しますのは、人件費、それから維持補修費、扶助費、補助費等以外の地方公共団体が支出する消費的性質のものでございます。具体的に申しませば賃金、旅費、それから交際費、需用費、役務費、備品購入費、報償費、委託料、そういうものが主なものでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) で、具体的に質問します。 歳出の物件費について幾つかの基準が示されていません。財政シミュレーションの中では。それで、合併前の物件費の基準額は、15年度の決算予定額となっています。その金額と類似団体の基準年度と基準額及び算出根拠について説明を求めます。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 物件費につきましては、平成15年度の物件費が郡内の平均でございますが、合算数値でございます。これが45億9,300万円ほど物件費がかかっております。 それで、比較でございますが、これは類似団体が福岡県内に、まあ、合併しますれば約10万人という形になりますので、まあ、飯塚市、筑紫野市、それから春日市、大野城市、宗像市と、いわゆる平均の5団体ほどとっております。これが大体今5団体でかかってる経費が、これは類団につきましては13年度の決算になりますので、これが約35億3,000万円ほどかかっております。そうした中でその差というのが約10億円ほど、10億600万円ほどあります。そういうものについては今後削減をその類団に合わせるというような形で削減していきたいというふうに考えております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 今の説明でいくと、まあ、今の金額でいくと大体23.1%削減。で、差し引きどれだけ下げないといけないのかと、財政シミュレーションでいうと。10億6,310万5,000円です。で、岡垣町の15年度分の決算額、物件費の決算額は幾らですか。山田課長。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 15年度の物件費の見込みでございますが、12億100万円でございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、岡垣町の物件費、15年度の決算見込みでいうと12億円と。そうすると岡垣町の15年度決算からすると88.5%削減するということになるんですね。で、遠賀町になると、約10億円ちょっとだと思いますので、遠賀町の物件費が完全になくなる、そのくらいの削減額ということなんですね。まあ、物件費は10年間で縮減されるというふうにされてます。その割合は定率で縮減がされています。この計算は単純に10年間で類似団体に何に削減するという考えでいいんですか。これ、町長、答弁。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 財政シミュレーションの中では10年後には23.1%の削減を条件といたしておりますので、そのお答え──御質問とおりでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、実際には合併をすればそれに伴う物件費が発生してくるわけですね。そういうことが当然あるけれども、それらによる物件費の膨れ上がることはあるが、とにかく単純計算として10年間で類似団体水準まで削減する試算と考えていいんですか。町長。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) そういう方向で私どもは財政シミュレーションをつくっておりますので、そういう方向で私どもとしても進んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 合併に伴う各種事業に関して国・県の財政支援がありますよね。今回の財政シミュレーションなりでも上がっています。当然それ以上の持ち出しが分が当然出てくるわけです。これは物件費として歳出に出てくるはずなんですが、この点についても結局は単純に10年間で減らすということで試算されてるというふうに理解していいんですか、町長。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 人件費を含めまして、合併後10年間で私どもとして25%の削減ということで財政シミュレーションの中でも明示をいたしておりますので、こういう形で私どもとしては見なければならないというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 私の言ったとおりなわけですね。 ところで、シミュレーションによると20年間で現行より150億円削減されるというのが物件費の見込みなんです、試算なんです。10年後には現行より10億6,310万5,000円削減される計算ですが、類似団体と遠賀郡4町は何が違うからこれだけの物件費が下がるんですか。それについて町長の答弁を求めます。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 財政、大変20年──10年間というこの経済の不透明な中で財政シミュレーションもいろいろと財政当局からの、各町の財政当局からの資料をいただき、現在つくっておりますシミュレーションの中ではそういう形になっております。 いずれにいたしましても、私どもとしては、その財政シミュレーションに基づきます形の中で新市の中で努力をしていかねばならないと、そういうふうに認識をいたしております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) できるかどうか含めてですよ、当然財政シミュレーションやって、類似団体と4町はどこが違うからこれだけ削減できる、少ないんだというところが、それは当然説明を、調べるなり、私の質問に対して答える責任があると思いますよ。どうですか。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 類似団体が約10万人の人口で、遠賀郡が合併すれば同規模になります。だから、類似団体がその金額でやっていってるわけですね。だから、やはり合併しても非常に難しい厳しい金額ではございますが、やはりその金額でやっていけれる努力をするという、そういう考え方でございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 町長に答弁を求めましたが、財政、総務課長が答弁しました。今の答弁確認しておきますね。それで、質問します。新市建設計画では、現在の町役場は総合支所として残すことや、公共施設の統合・整備と適正配置については住民生活に急激な変化を及ぼさないよう十分配慮し、地域特性やバランス、財政状況などを考慮しながら検討するとしています。これは39ページに書いてあります。それで、合併したら支所を置くとしていますが、支所をなくすと物件費は減りますか。総務課長。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) はい。それは減ると思います。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) では、類似団体の中で支所はありますか。答弁してください。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 支所がありますのは、宗像市に支所がございます。それから、筑紫野、飯塚につきましては出張所が4か所、そして春日市では出張所が1か所で、支所が存在いたしておりますのは宗像市のみでございます。類似団体の中では。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 私が今回質問してるのは財政シミュレーションに基づく物件費がこれだけ下がっているというところから質問してるんですね。じゃあ、聞きます。今の町長の答弁。ねっ。類似団体、13年度決算ですよ、宗像市が合併したのはいつですか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 15年の4月1日です。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 今、私が4町の15年度決算見込みから類似団体13年度決算額で比較して財政シミュレーション出してるんでしょ。そしたら宗像市が玄海町と合併したのはその後ですよ。こういう支所があるみたいな話を財政シミュレーション前提のところで出すこと自体が大きな問題ですよ。要するにないんですよ。 次に、質問します。類似団体の図書館は何か所ありますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 類似団体での図書館は1か所、各市に1つずつでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、宗像市はね、中央公民館に図書館がありますけれども2万冊ぐらいですよ。で、図書館を減らせば当然物件費は減りますよね。じゃあ、こういうのをこれだけこういうのを減らして物件費はその合計で10億円なりますか。総務課長。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) はい。それだけではございません。やはり通常の今経費がかかっている本庁の部分とかそういうものを含めてそういう数字を掲げております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) それで、今の答弁に基づいて質問します。 あと何を減らせばよいのかと考えると、先ほど物件費の内容を説明してもらいました。委託を減らす、臨時職員を減らす、新たな施設はつくらない、現在ある施設も閉鎖する、こんなことが考えられるんですね。で、岡垣町はどんな委託がありますか。総務課長。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) 委託料にはいろいろございます。例えば、例えばこういう庁舎を維持していくためには清掃委託とかですね、警備の委託とか、それから設計委託とかですね、いろんなものもございます。主なものはそういうものでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) で、まあ、学校給食も財政削減ということで民間委託したわけですね。これも委託料の一つなんですね。で、委託する理由はどういうので考えてるんですか。町長、答弁を求めます。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私ども地方自治体の大きな責務でございます最小の経費で最大の効果を上げるために私ども直接いろいろな委託業務についてはそういう観点から委託業務に入っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 次に、臨時職員はどういうときに雇用してますか。 ○議長(木原信次君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) 業務が各課で非常に臨時的に業務量がふえると、そういった場合に雇用しております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。
    ◆議員(久保田秀昭君) 今の説明からすると、出費を抑えるために委託費、委託や臨時職員を雇用してると言っても過言ではありません。ですから簡単に減らないと思うんです。今でも必至になって今の財政の中でどう苦労するかというとこで委託やったりいろいろやってるわけです。じゃあ、合併したらじゃあ10億円が減るのかと、そこが大きな問題だと思います。私は簡単に減らないと思うんです。で、あと備品購入費、需用費、役務費。で、学校も統廃合すれば物件費減りますよね。答弁求めます。 ○議長(木原信次君) 山田総務課長。 ◎総務課長(山田敬二君) はい。そのとおりでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 学校については、第13回合併協議会の会議録10ページから11ページに、このように説明してます。「理論的には統廃合の対象に学校もなる」と答弁しておるんです。ねっ。理論的にはそういうことになるということなんですよ。ですから、まさにこれは新市の事務所の建設や新しい公共施設、合併に伴う需要が出てきますが、これで本当に財政的に余裕が出てくると、町長、思いますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 合併後いろいろな、ただいま申し上げましたような財政シミュレーションに私どもとしては近づきながらそういういろいろな合併時に伴いますまちづくりの中で努力をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、努力は努力でいいですけども、本当実態的にどうなのかというところを私は質問してるわけです。そしたら理論的に10年間で下げるというところから出されてますから、当然私の方も理論的にどうかというところで質問してます。 で、ここまでで明らかになったのは、投資余力を期待できないということです。合併しても。そして、このシミュレーションには無理がある。これを前提とした財政計画が立てられようとしてるんですね。当然新市建設計画の中にそれは入ってます。合併協議会で町長こういう内容を了承するんですか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 十分に私ども合併協議会の中でそれについて、御質問等も各町・各町からございましょうし、それについて出ました結論については私どもこれをもとにして合併協議を進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 了承をするということは、10年間で支所をなくすことを初めとする徹底した物件費削減を行って、行政サービスに大きな影響を起こすことになるし、基本的にそれに賛成をするということになるわけです。理論的にはそう言われても仕方がない内容です。どこが住みたくなるような合併かと言わざるを得ません。これが合併の実態ということを言って、次の質問に移ります。 賛成多数で決めたわけですね。それで、町長は苦渋の選択と今答弁しました。具体的に苦渋の選択とはどういうことですか、答弁を求めます。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先日の全員協議会でも述べましたように、岡垣町としては先ほど答弁書の中で申し上げておりました、岡垣・遠賀町の中間と申しますか、それを新市の市庁舎の位置に主張をいたしておったわけでございますが、合併協議会の中で最終的に私どもとしては将来時代の変化の中で合併を考える中では私どもとしてもこれについてどこまでも一直線でいくということについては合併協の不協和音を──ならないためにも苦渋の選択として、表裏一体でございます仮庁舎の問題について入らせていただき、そのような説明をさせていただき、小委員会、そしてまた、合併協議会の中で各町の方々の御判断をいただき、決定をしたということでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、町長は、合併は住民福祉向上のための手段であって目的ではない、このようにずっと言ってきました。まとまらない中で結論を先送りをした、合併が困難になるからこういう苦渋の選択をしたんですか。町長、答弁。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 苦渋の選択をいたしておりますけども、私ども岡垣町が求めております合併の理念と申しますか、これについては地域ゾーンと申しますか、そういう中で明示をさせていただいておりますので、合併時におけます新庁舎の位置についてはあくまでも私どもは今まで主張したとおりを再度また今後新市の中でも主張していかねばならないというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 岡垣町が今まで主張してきたことを、まあ引き続き主張する。それはそれで構わないですけども、先送りしたわけでしょ、それがなぜかと。まとまらない合併が困難になるから、だから先送りしたんですかと私聞いてるんです。もう一度答弁を求めます。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど申し上げましたように4町小委員会の中で20回に及びます協議の中で、どうしてもその点について各町の主張に接点がなく、私どもとしては苦渋の選択ということで、合併協議会を進めるためにもそこらあたりにつきましては全協で説明いたしましたように苦渋の選択ということで表裏一体だというようなことで、合併時の庁舎の位置の問題をさせていただき、新市の中で先送りについては了解をさせていただいたと、したということでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) で、まあ、今の町長の答弁からすると、やはり合併が困難になるから苦渋の選択というふうにしか聞こえません。 それで、どんな論議を小委員会でしてきたのかというところなんですね。遠賀郡4町がどのようなまちづくりをするのか、その構想の中で新市の事務所の位置はどこにするのがよいかを検討してきたと思うんです。合併の必要性については新市建設計画の中で5点上げられています。まあ、もう時間の関係でそれは省きますが。 そして、その後、計画策定の方針、計画の趣旨のとこで4町の一体感の醸成とそれぞれの魅力を生かした均衡ある発展に資するまちづくりを推進する。そのために各町の現状、課題、総合計画等に示されたまちの方針及び新市に対する住民意向を踏まえ、新市を建設するための基本方針を定める、このように定められています。どういうまちづくりをするかから考えて、一体的なまちづくりを具体的にどのように進めるかを論議していけば合意に達するんではないかというふうに思いますが、町長、どうですか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私ども大きな観点から考えますと、4町の利害は私は一致するというふうに思っておりましたけども、過去、歴史、伝統、いろいろな中で各町のまちづくりが非常に違ってると、それに差があったということが私どもとして大変まちづくりの原点に差があったということでございます。その小委員会の中でのいろいろな経過につきましては、(「もうそれはいい」と呼ぶ者あり)私はそういうふうに感じております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) それで、ここに、第1回目の小委員会を開いたときの附属資料集があります。この中には、まあ留意事項として、これ、事務局がつくったようですけども、新市の事務所の位置の選考に当たっての留意事項という中で、新市における事務所の位置づけを都市計画や土地利用計画、一体性の確保、住民の利便性及び交通体系など総合的に勘案する協定項目49新市建設計画と連動し、協議を進めていく必要があります。このように留意事項としてさきに提案されて、省令に基づいて論議をされてきたわけですよね。 それで、第14回小委員会、これは3月27日なんです。美浦委員長は、このように言ってるんですね。きょうは、新市の事務所の位置の第1回目ですから、エゴむき出しでいいですから発言をしてくださいと。このように発言をやって、それから論議が始まっていると。だから13回までは、まあ、総合支所方式にするかとかいろんなそういうものを含めて論議されたんだろうと思いますが、第14回目で初めて事務所の位置の第1回目だと、このように言って論議が進められています。 各委員の発言は、この合併はどんぐりの背比べ、同じような形態の町が集まっているので全員一致は難しい。遠賀はまだ具体的に出していないけれども、遠賀町が出したらまとまらないと感じています。あくまでも自分のエゴを出すと恐らく壊れると思います。他の町が主張されている場所に本庁舎が建設されると、ますます芦屋は取り残される。交通の便も悪いので芦屋に本庁舎を。芦屋をほったらかすわけにはない。市として全体を見ながら、過疎地であるならば過疎を開発するということで、市になる時点で過疎だからということでほったらかしには政策的にはならないと思う。本庁が来たとしてもそこが発展するとは限らない、本当に住民のためにあるのは支所だ。支所をどれだけ充実させるかでそこの住民が潤うのではないか。お互いのエゴの出し合いが続くのではないか。この会議もずっと平行線をたどる可能性があると思います。こういう意見が各委員から出されています。 で、ここで、私気になるのは、芦屋の発言なんです。芦屋の主張は、道路アクセスで解決する問題ではありません、過疎の問題というのは。そりゃ一つの道路というのは整備っていうのはあるでしょう。ですから、例えば過疎になるのではという不安があって、それを解消する新市建設計画をつくる、こういう視点から小委員会運営ができなかったことはこういう結果を招いたんではないかと。これは、小委員会から出されたものを合併協議会なり幹事会にフィードバックする、そして不安を解消する、こうしなかったら一体感を持った合併というところに一致しないんではないですか。それぞれの自治体の意見はあります。それをどうまとめていくのか、これは本当に調整をどれだけやるか、その調整能力というのは問われる、その基本がどこにあるのかというところからこの問題はあるわけです。最大の問題は、新市建設計画と分離して論議してきた、結果的に。確かにいろんなことは言ってますが、基本的には分離になっております。合併の目的、理念からの新市建設計画がつくられてきたというふうにはね、思います。しかし、それを具体的に踏まえた検討する、踏まえた検討をする必要があった。しかし、そこからの検討ではなかった。まあ、考え方が法則的でない分だけ、だからこういう結果になったというふうに思いますが、町長、どのように考えてますか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 合併の論議、小委員会の論議については私も議事録等を読まさせていただいておりますが、基本的には私は各町の先ほど申し上げましたようなまちづくりのいろいろな面積とか、それからまた地理的な条件とかいろいろなことが重なりまして、まちづくりが各町で100年に及び、なされたわけでございますが、そういう中でどうしても越えられないいろいろな各町の問題があったというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 私は、基本的に今言ったところの問題だと。本当に一体感のある4町の発展、1つの市になって、そこから真剣に考えていったら、さっき言ったそれぞれの自治体のエゴやないんです。自治体のこれ主張なんです。この主張をどう取り入れて、そして、その内容を解決するかと、これが新市建設計画の基本ですよ。そうしなかったら合併できるはずないですよ。そこの理念がきちんとあったかどうか。これが問われてると思います。確かに何時間も夕方までとかね、小委員会で論議してますよ。本当に読むだけでも大変でした。私もインターネットを通じて小委員会の会議録全部取りました。それを読んだ上での私の判断です。 それで、合併の必要性は確かに述べてあります。しかし、合併に対する理念がない合併論議だから問題の解決ができずに妥協と高度の政治判断の産物ができ上がったということではないですか、町長。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 合併協議会での小委員会及び合併協議会での委員の方々の今後の厳しいいろいろな問題を含めまして総合的に判断をされ、合併協議会での結論が出たというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、総合的という言葉は非常にあいまいさを残します。それで、美浦委員長が第16回小委員会4月12日です。──に発言をした内容があります。これは、16回ということは17回で採決をしてます。どういうことを言ってるか。「大体議論は出尽くした。あとは高度な政治的判断、この位置の問題で合併がばらばらになるというのは避けたい。逆に庁舎が来なければ合併をしないのかという逆の議論になってくる。」このように発言してるんです。美浦委員長が小委員会の方で。これが4月、第16回の小委員会。そして、第17回が4月17日、ここで小委員会で採決を行ってるんです。まさに高度な政治判断、合併がばらばらになるのを避けたい、そこからの政治判断ということになるやないですか。これでは先ほど分析した財政シミュレーションの実態からも4町の一体感の醸成と、それぞれの魅力を生かした均衡ある発展に資するまちづくりを推進する、このように新市建設計画では書いてます。こういうことは望めないのではないでしょうか。町長。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) いろいろと時代の変化の中で厳しい条件はございますけども、そういう合併に掲げられております理念を追求するために私どもは努力をしていかねばならいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ努力は努力でいいです。ただ、今の到達からすると、やはり本当にみんなが納得する、魅力あるまちづくり、そういうことにならないと思うんです。私は、そりゃ合併協議会でいろいろ論議されて決まっていくでしょう。しかし、最終的にそれをだれが判断するか、それは住民が判断し、住民が決める、違いますか、町長。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 住民の方々の私も総意を取りまとめる責任がございますし、そのように主張しておりますが、おります。最終的には住民の代表でございます議会の皆様方の議決がこの合併問題には必要でございますので、最終的には議会の皆さん方の御判断にあるというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 今回の質問の最後に合併問題の一番最後に、この合併が住民にとっても行政・議会にとっても矛盾と混乱の合併になる可能性が非常に大きいと言わざるを得ません。私はそのことを指摘して次の質問に移ります。 学童保育の問題です。まあ、現在の少子化の状況と生活の苦しさ、男女共同参画社会の進行などから共働きがふえます。そういう意味ではますます重要な施策となると思いますが、町長、どうですか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 景気の低迷も長く続いております。なお、最近についてはいろいろと明るい話と申しますか、あるわけでございますけども、まだまだ地方では厳しい状況が続いておるというのが私もそのように認識をいたしておりますし、今後そういうふうな過程の状況から考えますと学童保育の重要性については十分に私は認識をいたしております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) それで、現在の学童に預けてる児童数と指導員の配置、施設に関する件などで切実な要求が学童保育の中にはあるようですけれども、まあ、町の方ではそういう状況については掌握をされていますか。 ○議長(木原信次君) 廣渡こども未来課長。 ◎こども未来課長(廣渡昭君) 現在の学童保育所の学童児童数並びに指導員の状況を申し上げます。5校で合計しますと、児童数は244名、これに対しまして指導員が、海老津では3名、吉木では4名、山田で4名、戸切2名、内浦2名といった状況で運営をいたしております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) まあ、ここに実は平成14年3月の学童保育事業児童数の推移の中で、定員が入っております。海老津の場合には先ほど30名定員をふやして70名ですかね、吉木が50、山田が40、戸切が25、内浦が20です。で、現在、学童保育に行ってる児童数はそれぞれの施設で何人ですか。 ○議長(木原信次君) 廣渡こども未来課長。 ◎こども未来課長(廣渡昭君) 先ほどの中では合計を申し上げました。個別の児童数を申し上げます。海老津につきましては57名、吉木89名、山田学童57名、内浦が25名、戸切が18名ということで合計246名ということでございます。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 先ほど私が、吉木が数が多いんですよね、定員がふえてるんですね。海老津は40何ぼかな。それで、その数そのものが本当に子供が健やかに成長するというところから言ったら人数が多いのではないか。また、指導員が3名といいますが、正規の3名なのか、その辺がありますよね。まあ、この学童保育のいろんな規約、就業規則によると50──70人以上の場合は3人以内としてますけども、正規の職員なのかアルバイト的なものなのか、そういうのも含めて人数が多かったら本当にどうなるのかという点が心配になってくると思うんです。本当に、こども未来課というか町長の考え方からして、こども未来課がつくられ、その中で運営されている、そういう視点から実態としてはどう考えますか。担当課長。 ○議長(木原信次君) 廣渡こども未来課課長。 ◎こども未来課長(廣渡昭君) 現在の状況としては、先ほど町長がお答えになりましたように、経済的な状況の反映もありまして年々全体としては増加をしてきております。これは、住宅開発の状況も反映しての結果がこういうことも一因になっているというふうに思います。現在のところ各学童につきましては正規指導員を2名配置し、それを超えます対応としては臨時の指導員を配置して現状の児童に対応している状況です。そういったことで今後につきましては、状況の推移を見ながらこの指導員体制も含めまして施設の状況も今後の状況を踏まえて対応していかねばならないというふうに考えております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 当然ね、学童保育の連合会からも要望や陳情が上がってくる可能性もあると思います。具体的に。そのときには、ぜひ町長が答弁をしたその考え方で誠実に対応するように求めます。町長、答弁求めます。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 現状を把握し、そして、私も昨今のこのような厳しい中で共働き、そして経済いろんな関係から厳しい中で子育てをされております方々についての問題でございますので、私としても十分誠意を持って対応していきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 8番、久保田秀昭君。 ◆議員(久保田秀昭君) 町長の今の答弁を確認して私の一般質問を終わります。 ○議長(木原信次君) 以上で、8番、久保田秀昭君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(木原信次君) 暫時休憩します。なお、午後の再開は13時10分の予定とします。午前11時43分休憩………………………………………………………………………………午後1時08分再開 ○議長(木原信次君) 再開します。 13番、石井要祐君の発言を許します。石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 13番、石井要祐です。一般質問いたします。 さきの14年3月議会で、岡垣町民の暮らしの中での安心・安全をと考える上での防犯及び交通安全についての取り組みについての一般質問を行いましたが、交通安全については岡垣町交通安全推進協議会規則並びに岡垣町交通安全指導員設置要綱やその活動内容を主とした質問内容でありました。 その中で、福岡県第7次交通安全計画の件が出てまいりましたので、それなどを頭に置いて、今回は第4次総合計画の中の快適な交通基盤づくりとして、町民に対する交通安全のための各種の施策について、樋髙町長に質問いたします。 まず、車社会の今日、岡垣町内の国道・県道・町道などの道路状況を踏まえ、1番目に道路の整備充実について、次に、交通事故をなくすための交通安全対策の取り組みについて、3番目に交通安全施設の整備について、以上についての質問いたしますので、答弁をいただき、関連質問は自席において行いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 石井議員の快適な交通基盤づくりの御質問にお答えをいたします。 まずは、道路整備の充実についてでございます。 岡垣町は、第4次総合計画の基本計画の「暮らしに安心を」の中で、「快適な交通基盤づくり」を掲げています。岡垣町内の道路整備の状況は、国道3号線は4車線化の工事が施工されていますが、区間ごとに順次に供用開始される予定でございます。 県道関係につきましては、岡垣・宗像線が現在改良工事中で平成18年度に完成の予定です。県道のうち、幹線関係では都市計画道路海老津・源十郎線を施工しており、県道宗像線と一体化した事業として供用開始の予定です。 道路整備の指数として改良率と舗装率がありますが、岡垣町ではそれぞれ74.2%と88.0%となっております。 次に、交通安全対策の取り組みについてお答えをいたします。 本町では、国、県の交通安全基本計画に準じまして、岡垣町交通安全計画を平成13年度に作成しております。以後、岡垣町の計画は5年ごとに見直すことになっております。 その施策を推進するために岡垣町交通安全推進協議会の中で、具体的な推進について協議をしております。 主な活動は、交通安全指導員と学校PTAと連携を図りながら、月初めと春・秋の交通安全県民運動期間に町内の主要交差点で児童・生徒の街頭指導を実施しています。また、高齢者自らが指導者となって交通安全思想の高揚を図るため、老人クラブ等から研修会に参加をお願いしております。 なお、町民に対して交通安全を推進するため、定期的に交通安全新聞並びに交通安全運動の啓発を掲げたチラシを各区に回覧を行っています。 今後も、交通安全推進協議会、交通安全指導員、折尾警察署等、関係機関との連携をとりながら交通安全の推進を図ってまいります。 最後に、交通安全施設の整備についてお答えいたします。 交通安全施設整備については、町内の主要道路を定期的に巡回し、危険箇所及び老朽箇所の調査等を行っています。また、折尾警察署と道路管理者、交通安全業務担当者が、町の事故多発箇所等を調査し対策等を検討し、整備を行っています。各区、学校、PTA等からの交通安全対策に関する要望に対しては適宜、国土交通省、北九州土木事務所、折尾警察署等の所管案件ごとに岡垣町が協議を行い対応をお願いしております。今後も交通指導員並びに町民の方と連携を図りながら年次計画の中で予算化を行いまして、交通安全施設整備を実施し、さらに交通安全の推進をいたします。 現在、町が行っている施設整備は、主にカーブミラー、区画線、ガードレール、ガードパイプ等があり、交通安全対策で緊急を要する箇所から随時実施をいたしております。 以上この場でお答えをいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えをしますので、よろしくお願いをいたします。(「町長、ちょっとここの部分で、町道の部分を県道と発言されたので訂正してください」と呼ぶ者あり) 失礼しました。私が先ほど石井議員の道路整備の充実について「県道」と申し上げましたのは「町道のうち幹線関係では都市計画道路海老津・源十郎線を施工しており、県道岡垣・宗像線と一体化した事業として供用開始の予定です」と訂正をさせていただきたいと思います。県道と言いましたけども実際は町道でございました。おわびいたします。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 交通安全を考える上で、まず冒頭に、岡垣町内における交通事故の状況を見てみますと、平成15年の1月1日より12月31日におきましての統計を見てみますと、加害者と申しますか運転者の交通事故の発生状況が岡垣町では15歳以下はゼロ、16歳から24歳においては38件、それから、65から74歳が16件、75歳以上が8件、その他が131となっております。 また、事故発生状況といたしましての発生件数は岡垣町内では193件、死者2名、負傷者数が251名、うち重傷者が12名、軽傷者が239。また、同系の計上別事故発生、つまりどういうところで事故が発生しておるかということの状況ですが、岡垣町においては交差点が75件、交差点付近が45件、以上、交差点付近で120件ほどあることになっておりますが。カーブが13件、直線が50件という状況でございます。また、事故発生内容といたしましては、車両対歩行者が21件、それから車両同士が随分やはり多く163件、車両単独で9件というような状況でございます。 また、時間帯、この時間帯は岡垣町では朝の6時から11時までが70件、12時から夕方の5時までが70件、夕方の6時から23時──11時までが42件、そののちの23時以降からあくる日の朝までが11件というような状況でございます。 以上の状況をまず踏まえながら質問させていただくわけですが、まず、掲げております道路の整備充実についてに対しましては第4次総合計画にあります生活道路の整備充実とありますが、現在の状況はどうなっていますか。答弁をお願いしたいと思います。生活道路。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) お答えします。 生活道路の充実といいますと、ほとんどが町道のことを言われておると思います。先ほど町長が答弁しましたように74%の改良、舗装が88、この数字がそのような状況と思います。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) はい。随分、昭和40年以降、道の道路舗装が行われてなかったときに比べますと今答弁がありましたように改良率、舗装率が74.2%、88.0%と目を見張るばかりの普及になっておりますが。ただ、その中でたびたび議会でも出てきております団地内の道路幅の狭い箇所においての4メーター道路を優先して溝ぶたをするということが、議会の中でも報告され、順次今作業をされておるかと思いますが、その状況がどうなっておりましょうか。その点をお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) お尋ねの団地内の道路でございますけど、順次ふたかけして、4メーター以上確保できるようにしておりますが、今年度におきましては、特別に3,000万円をつけていただいております。そういうことでより一層整備が進んでいくんじゃないかと、このように思っております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 今年度の予算計上がされておるようですが、今、やはり私たちの耳に入ってくるのは、道が狭いために交通安全の上においても、車が来れば、やはりよけ場所がやはり危険性があるということで、まだまだ普及率が全体的な普及率から言えば随分まだ未完成なところがかなりあると私はそのように思っております。 できるだけ予算ということになると本年度の計上予算にしても随分やっぱ工面、苦しい一つの財政台所ということは踏まえて私も理解しておりますけれども、やはり高齢化していく上においては歩行者の安全を守る上ではできるだけ早く実行に移していただきたいと思いますが、その点いかがでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 都市計画法以前の団地の中でそのような4メーター未満の道路がたくさんございます。これについては十分認識をいたしておりますし、ただいま岩崎課長が申し上げましたように、私ども本年の予算の中で枠を増額いたしまして順次その対応に応じていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) どうぞよろしく、安心する道路を目指していただきたいと思います。 次に、国道・県道・町道の整備促進についてをお伺いいたします。 旧3号線の車の交通量が今日随分多くなっております。国道3号線の岡垣バイパスの現況と今後について、どのような今状況にあるかをまずお尋ねしたいと思います。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) 岡垣バイパスの進捗の状況でございますが、北九州国道事務所の方に説明を求めましたところ、平成17年度には山田峠から野間ランプ──失礼、山田ランプといいます──の間が完成する予定でございます。その後19年度までには野間ランプまでが完成の予定と。その後、継続して工事がされ、トンネル工事の区間を着手すると、この工事がおおむね5年を要するというふうに説明を受けております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) そうしますと今の説明からしますと、私も偶然きのう通りかかって気がつきましたが、山田峠のちょうど宗像から岡垣の境のところに大きな看板が立っておりました。以前は見落としておったわけですけれども、今御報告のように17年度にかけては山田区域ですから、今の岡垣自動車のあのあたりから山田峠の間かと思います。それが17年度で。あと19年度がいわゆる野間、その山田から野間の間ということで、トンネルのことは書いてなかったものですから、それがどうなっておるかと思っておりましたが、今の御答弁では5年トンネルがかかるということで理解していいでしょうか。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) はい。岡垣トンネル、城山トンネル2本ありますけど、あわせてそのようにやるということでございます。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 岡垣バイパスが4車線が貫通すれば随分バイパスの役目を果たすと私も信じておりますが、今もってのところは、とてもこの19年──トンネルができるまではまだまだ旧3号線は使えるかなというような懸念もしておりますが、一応計画にそういうのっとったもう事業がなされておるということで少し安心はいたします。 また、国道499号線あたりは元松原からずっと波津の方にかけては歩道等が設置されてないようですが、この499号線などの整備はどのようになっておるでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) お尋ねの路線は495号線でございます。現在、内浦地区などで交差点の改良がされております。4車線の話はまだ当分ないというふうに聞いております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 今の説明で内浦地区の交差点のところの整備がなされておるということでお聞きいたしました。 続いて、都市計画街路整備推進についてをお尋ねいたします。 まずもって、岡垣町の都市計画道路とはどういうことになりますか。答弁お願いいたします。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) 岡垣町における都市計画道路は、先ほどの国道3号線バイパスから含めまして黒山・高尾線まで7本ございます。これは、都市計画法に基づきまして計画決定された路線でございます。岡垣町においては1万6,900メートルほどございます。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。
    ◆議員(石井要祐君) そうしますとその計画道路に対します都市計画の道路の進捗状況をお聞かせください。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) 都市計画道路におけます整備の率は、現在53.2%でございます。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) そういたしますと海老津・源十郎線が今私たちの目の前で見えるわけですが、この海老津・源十郎線についての進捗状況をお聞かせください。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) 海老津・源十郎線のうち現在旧国道から現在の国道の間、ちょっとメーター数があれです。その間は現在施工中で18年度に完成の予定でございます。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 海老津・源十郎線で、この工事目的を見てみますと、中心市街地活性化基本計画に基づくとあります。この場合の中心市街地というのはどこを指しておるのでしょうか。それをお尋ねしたいと思います。 ○議長(木原信次君) 広渡助役。 ◎助役(広渡輝男君) 海老津・源十郎線のいわゆる起点部分ですが、この起点の道路の区域のところも含めて、それを西側はこの区域とし、それから東側は東山田のとこですね、29ヘクタールを中心市街地の区域として設定しております。そういうことでこの事業についてもまちづくり総合支援という、そういう形で支援を受けられるような形になっております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) それをお尋ねしたのは、私どもが今取りかかっております駅前の中心市街地という、これは10年の活性化──中心市街地活性化法ができてから、岡垣町があそこを定めたということで中心市街地ということになると思いますが。じゃあ、岡垣町でいう中心市街地は今おっしゃられたところを一応指しておるという理解でよろしゅうございましょうか。 で、大体この目的も今お聞きしましたように中心市街地の活性化に基づくものと。そして、その中に町内のいわゆる交通安全に対しましては、この道路ができることによって中心市街地の交通が緩和されるというようなことも言われておるようですけれども、これは少し私どもの中心市街地活性化を考えていく上においたら少しこう、路線の開発促進に寄与するものということとあわせて少し何か矛盾を感じるようで。どちらかというと私どもからすれば中心市街地の方にやはりできるだけ人が来られるように考えると思うんですが、道路の中心市街地の交通緩和並びに路線の開発促進に寄与するものと、こういうふうになってるおようですが、その点の解釈はどのようでしょうか。 ○議長(木原信次君) 広渡助役。 ◎助役(広渡輝男君) この都市計画道路は、たしか昭和48年程度に計画決定した部分だと思います。で、それから長い年月過ぎまして、今回この中心市街地活性化法に基づいて、こういう補助事業を国に採択していただくためには、やはり総合的なまちづくりっていう観点から取り組む必要があるということで。この事業にのせていくためにも中心市街地のエリアの中に組み込んでおく必要があると、そういう事業の推進する施策の中でも考えまして。で、それの中心市街地区域の中に包括しております。そういう意味で単純に今の駅前の中心市街地の商店の活性化とかいう部分の考え方と、この全体エリアを国の支援を受けてまちづくり総合支援として考えていくということにすれば、その区域まで包括してやった方が全面的に支援を受けられると、そういう観点からしておりますので、今、石井議員がちょっと言われた部分との商工の振興と全体的な都市基盤整備についてはちょっとそこのところの取り組み手法がちょっと変わりますけども、総合的にこの区域を中心市街地にして道路整備をやっていこうと。またそれが商工業の振興につながると、そういうことで入れておりますので、そういう点で御理解をお願いいたします。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) はい。今の説明で納得できる面もありますが。実はそういうふうに今の答弁からすると、昭和48年ごろからそういう都市計画道路、大きく考える意味ではわかるわけですが、実際に48年から今日、あそこ海老津JR駅の広場ができまして、それから海老津駅前から三吉線に対する県道が平成7年ごろから県道を利用しとるわけですけれど。そういう一つのこう、年の間隔の中でやはり私どもが感じるのは、そういう交通緩和いろいろな面で考えていく上で、国道やら県道あたりの整備だけじゃなくして、そういう計画道路という必要性も十分わかるわけですけれども、あの駅前広場ができた後、御承知のようにJR駅前の道路の整備等が随分、どちらかちいうと当時の私は計画に入ってなかったぐらいに朝夕のラッシュ時刻といえば、まあ、かなりのやっぱ混雑ということの現状があるわけです。この駅前からのあの交差点付近の混雑については、以前ほかの議員の方たらも一般質問等で質問なされたことを私も存じてるわけですが。今の現状から言えばあの混雑の状況をどのように理解してあるか御答弁をお願いいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) JR海老津駅から旧国道3号線の渋滞問題でございます。これにつきましては、特に平日の朝、雨降りのときが大変渋滞をしておるわけでございます。駅と交差点が150メーターぐらいということで大変近いというような位置的な問題がございます。そういうことで私どもとしては乗り入れられる利便性もございますけども、公共交通機関でぜひ海老津駅前にはそういう雨降りと、そういうときにつきましてはぜひ公共交通機関等を使っていただければというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 今の町長の答弁では、むしろ、その緩和策としては混雑を幾らかでも防ぐ上においたら公共交通を利用してくれということになるわけですけれども、むしろ、せんだってから我々の話の中でのそういう乗り合いバス等の本数も少なくなっていくというような現況を踏まえて、むしろ、今の混雑には手の打ちようがないというような形にもうなってしまっとるんやないかと私は感じる面があるわけです。むしろ、当時よりも今日で朝見ておると戸切へのあの踏み切りのすぐ先のカーブが随分おかげで広くなったために戸切への道路、車の数が随分ふえました。そういう現状を踏まえていくと、このままではやっぱりいけないと感ずるわけで、これはぜひ、あの駅前広場ということの中で一応迂回道路等のあれも今の段階では全く考えられていないということを考えると、やはりぜひ専門知識を取り入れて、どちらかというと考えによればこれは一時的な時間、ラッシュ時の時間だけじゃないかというようなふうに理解される面もあるかもわかりませんけれども。私はそうでなく、あの駅前広場がもう少しやっぱ車の混雑しないような迂回道路等を専門知識を入れて研究する必要がありゃせんかと、少なくともやっぱ計画実施ぐらいをぜひもう思い立っていただきたいと思うわけですが、どう考えられるでしょうか。答弁をお願いいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど申し上げましたように海老津駅前の混雑等については認識をいたしておりますけども、現時点ですぐどのような対策ということについてはまだまだ先ほども述べましたような答えしかないわけでございますけども、今後中心市街地を含めまして、いろいろ情報センター、そして、中心市街地のにぎわい・交流・ふれあいというような、そういう観点から私どもとしては研究はしていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) もう一つ、その隣り合わせの件でございますが、高陽の入り口の道路のことでございますが、以前から、昔、石炭事業がなされておったところの入り口ですが、全く昔から変わってない。私たちが子どもの時代から、奥には大きな高陽団地という当時の大きな団地開発がなされ、また、周辺も随分変わってきたわけですけれども、肝心の入り口がですね。これはJRという交通機関の表玄関になる、そこから高陽団地に歩いていくにしても、本来でしたら一番玄関口に、高陽団地の入り口になるわけですけれども、今もって全く手がつけてありません。ましてや、せんだってから私どもの全協含めて福祉バス等の話がちょいちょい出てくるわけですけれども、その福祉バスすら通れないというような、道幅が狭く、また、離合が難しいという道路でございます。で、これからやはり高齢化していくと車ばかりではありません。また、歩行される方の歩道すら設置されていない。こういう入り口の道路は全く今もって考えられてないように私は見受けるわけですが。今まででもそういうふうな検討をされてきたかもわかりませんが、どのように今の現況を考えておられるか、また、今後どうしていくかについて答弁ができる範囲、御答弁願いたいと思いますが。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 具体的にまだそこまで考えておりませんけども、生活道路でございますし、歩道がないということも私も認識しております。今後そういうふうな切実な高齢化問題もございますので、そこら辺についても再度私どもとしても考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) ぜひですね、現況を見ておりますと、朝でもラッシュ時には、あの高陽台から旧3号線さへ車を降りて、そして海老津駅前の信号から海老津さへ駅さへ、JR駅舎へ来られておる車を相当数見ます。というのは、いわゆる下さへおりなくても今申し上げます道路の整備が離合もできるし、迂回ができるような道路として整備でもされると随分また今の駅前の信号のところの混雑も違ってくるのではないかと私はそういうふうに理解しておりますが。実際に福祉バスのかわりに無理やからジャンボ的な車で対応すると。しかしながら、やはりここは本当は炭鉱の事業所のあるときからほとんど道幅とカーブも変わっておりません。今までなぜできなかったかなと、これはやはりいろいろ事情があったのだろうとは思いますけれども。ぜひ今の駅前のいわゆる迂回路を含めて専門的な研究、それからまたこの高陽の入り口の道路整備についても、ぜひ机の上に計画の上に上げていただくように努力願いたいと思いますが。いかがでしょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど石井議員が言われましたように、平成17年度の4月からの公共交通体形の整備の中で、高陽団地の中のジャンボタクシーの現在そういうふうなことで研究をいたしております。そういう中で道の問題についても研究をしていかねばならないというふうには思っております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) ぜひ計画を、の一歩を踏み出すように努力願いたいと思います。 次に、交通安全対策の取り組みについて幾つかお尋ねしますが、先ほどからの回答にもありましたように随分やはり40年代から比べますと道も改良されて、今日まで、前から見ますと目を見張るばかりの歩きやすい道になっておることは認めます。しかし、せんだってから私がお願いしております新海老津信号から野間世々町の歩道設置、これもどちらかというと今の進んでおる中では全く今まで手つかずやったところを再三お願いしながら取り上げていただいておるようなのが現状でございますが。今の進捗状況を御説明願いたいと思います。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) お尋ねの件は、吉木・海老津線の歩道の件だと思います。この件につきましては測量・調査などは終了しておりまして、平成18年度の補助事業として採択をお願いしたいというふうには考えております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 今、建設課長が話されて、平成18年には手をつけるということで理解してよろしゅうございましょうか。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) はい。平成18年度から事業ができますように、これはあくまで補助事業の採択が前提でございます。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 補助事業でないとあそこはできないということで今まで待っておるわけで、ぜひ頑張っていただきたいと思うわけで。 町長にお願いいたします。今の状況の中で建設課が県あたりに許可が出るように頑張っていただくことになるわけですけれども、いよいよ進む段階にはやはりまだ地権者との、せんだってからいわゆる業者が中に入りまして測量等をされておるわけですが、今回進む段階では地権者の協力は要るわけですけれども、この地権者あたりとのじきじきの折衝等も出てくるかもわかりません。何となしに私どももそれがいいなという感じもしておりますが、ぜひ、その事情によりまして町長に出向いていただくというようなことの必要性も出てくるのではないかと懸念しているわけですけれども、その際は町長もぜひ地権者に対する協力依頼ということで頑張っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) ただいま岩崎建設課長が申し上げましたように、18年度からの補助事業として採択をされるように努力もいたせねばなりませんし、そうなった場合につきましても私どもとして事業として完成をするために私どもとしても努力をしていくということについてはやぶさかでございませんので、そのあたりについては十分今後とも努力をしたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 長い間の交通安全においては地権ということを目の前に見てきております。どうぞその際は町長も御努力していただきますことをお願い申し上げます。 それでは、続いて、交通安全推進協議会と交通安全指導員の件でお聞きいたしますが、この会議の現状は大体年にどのくらいの回数されておるでしょうか。交通安全指導員の場合は私も存じ上げて、年に大体1回と、あとは反省会が月──年に2回やっておるわけですけれども、推進協議会含めて今の現状を御回答ください。 ○議長(木原信次君) 土田環境共生課長。 ◎環境共生課長(土田和信君) 現在、推進会議におきましては、年1回開催をいたしております。構成団体等につきましては、例えば中学校等を含めまして約14団体等で構成しておりますが、町で行います年間を通じての春・夏、それから、秋・歳末等についての交通安全運動、また外郭団体でございます中学校で年次の中で行われます交通指導、また、実際の登校・下校時の生徒さんへの交通指導等について、各団体がやってある点について、おのおのが意見を出し、協議をし、1年間の実際やります事業について協議をし、実際実施をしていくということで話をさせていただいておるというのが協議会の実情でございます。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) それでは、今の交通安全推進協議会が規則第4条「協議会は25名以内をもって組織する」とあるわけですね。ところが現在は14名で構成されておるようですが、これは一応今の実情に合わせたことで14名ということで構成されておるものか。実際に私が考える上においたら25名以内ということで約10名ほど少ない構成人数ですが、学校関係が今では中学1名、小学校1名、これは学校長ですね、それからPTAは全体合わせて1人ということで、14名ということで構成されておるようですが、この点はどのように考えられた人数かお聞かせください。 ○議長(木原信次君) 土田環境共生課長。 ◎環境共生課長(土田和信君) この規約・規則等の改正につきましては、平成14年の8月に行っておりまして、その当時、定数といたしましては25名でございましたけれども、その当時から実態の中で15名の役員構成で実態やってきております。その中でとりわけ今御指摘になりました中学校1名、小学校1名等がございますけども、その点については各小中学校の代表者の方が出てきていただきまして、この会議の中にもございますが、おのおのの小中学校ごと、おのおのの中学校ごとの事業内容、もしくは指導方法あたりも含めてこの中で実際に発表し、その中で進め方についても一定協議を願っておりますので、人員構成としては現出ております条例の中15名で充足しておるんではないかというように考えています。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 今お聞きいたしておりますが、私はその後のまた話さしていただきますが、どうもそのところが実情に合わせてのあれじゃなくしてマンネリ化しておるように私は感じておるわけですが。 といいますのは、このような協議会がやはり情報交換が要するに大事だと思うんですよ。そうすると、その情報を交換する上においたら、やはり小学校においても、この広い岡垣町はいわゆる西から東の方かけて5校区あるという、これだけ散らばった中で、やはり私は地域性によって随分交通安全の対応の仕方だって違うと思うんですね。 そういう意味からすると、まあ、学校長、少しは考えられていいでしょうけれども、やはり地域性、要するに地域性のある意見交換という意味では、小学校1名、中学校1名というような、やや、何ていいますか私どもからしたらマンネリ化したもので進められておるなというような感じがしますが。町長、どう考えられます。こういうふうな交通安全というのは、それぞれが意識改革せにゃいけないわけですけれども、やはり地域の実情はできるだけやはり意見交換会の中で、やはり対策をする上においても年10回も20回もするわけじゃないわけで、できるだけ地方からの情報を集約するという意味では、今の小学校から1名、中学校から1名というような内容では、やはり私は情報収集に少し欠ける面が出てくるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。町長のお考え。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 平成14年の8月の28日の日に定員を15名の委員をもって構成すると、各種それぞれの団体の中にまた15名の方々の中には、方々には代表として出ておられます組織がございます。そういう組織の中で協議をされたのを上げていただくということになっておりますので、私としてはある程度意見と申しますか、いろいろな協議事項については下の方で練られて上の方の協議会の方でされますので、現時点では15名の方々の御意見でこの安全推進協議会は進められておりますので、現時点ではそれについて別に問題はないというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) それでは、町長は今のあれでいいんだということで理解いたします。私は、私の考えは違う考えです。それはまたその先で発言することになるわけですが。 それでは、今のお答えを聞きながら、実際に各年度の交通安全活動の取り組みについてということで、町が活動指導しておるわけですが、16年度において町の活動、指導員の活動、学校など区やら老人会、婦人会などの活動などの春の交通安全週間前に、こういうそれぞれの活動ということについて資料を提供して、交通安全週間前に指導委員会議において説明がされるわけです。私が感じておるのは、その内容はほとんど役所の方で作成されているのではないかと思うわけです。 それで、協議前で事前に検討されているかどうかについては疑問を持ちます。と申しますのは、今、町長も答弁されたように15名でいいのではないかということの答弁ですけれども、私は事前でそれぞれの校区、小学校なら小学校は5校区ですね、きちっと話し合われてこれに臨んでおられるかということについては多少私は疑問を持つわけですが、現状は発言の内容等踏まえて、実際には課長が出席されるわけで、召集かけて課長が進行されておると思うわけですが、そういう集約された意見交換ができておるでしょうか。現況を課長からお聞きしたいと思いますが。 ○議長(木原信次君) 土田環境共生課長。 ◎環境共生課長(土田和信君) 議員の方に確認をさせていただきますが、今おっしゃったのは推進協議会についてのお尋ねでしょうか、それとも指導員会議などについてのお尋ねでしょうか。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 指導員会議は私がおります。ですから、ところが指導員会議は年に正式には1回しかないわけで。まあ、一応私が今申し上げたのは、学校、それからまた区、老人会、婦人会などに対して、やはり交通安全に対して行政──役場の方からいわゆる指導をされておるわけですけれども、この学校の先ほどの延長になるわけで、そういう一つの学校における集約が、小学校1、中学校1で集約されておるように受けとめられておるかをお尋ねしよるわけです。 ○議長(木原信次君) 土田環境共生課長。 ◎環境共生課長(土田和信君) わかりました。お答え申し上げます。 先ほど申しましたように、学校等につきましては代表者の校長先生がございます。で、例えば内浦小学校での取り組み、これについての年間スケジュール等、何をやるかと。海老津小学校、その他についても同じでございますが。その点についてまずどういうことをやるかということをまず報告をしてもらった中で、そして、実際先ほど出ましたように各団体いらっしゃいますので、各団体で講習会に参加するとか、またあわせて町と一緒に連携をとりながら交通指導なり交通安全の対策の普及のために進めていくという点がございましたら、事前にまず各団体の方のことしのいわゆる取り組みの状況または来年度の状況等について把握をし、その中で把握をしたものを実際協議会の中でおのおのの団体の代表者の方が内容等について話しをし、そして、実際進める意味においてお互いの調整をとっていくということで進めておる、これが推進協議会の実態でございます。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) 今、課長が答弁されましたが、そのように自信持って進めていただくとすればよしといたします。 また、私はそのほかにも安全週間のときに見ても、交通キャンペーン等が行われておるわけですけれども、この事業等もやや消化事業のように感じて、きょうは何か日ごろ考えておるような形が少し何か私の不満みたいな形で聞こえるようですけれども。まず、交通安全というのは皆さんの意識改革をしていただく上においたら、やはりこういう会議の雰囲気がやはり日ごろからの会議の雰囲気が皆さんに伝わっていくようなことを望むもんですから、まずは少しでも多くの意見が取り入れらるように取り計らっていただきたいということで質問したわけでございます。 で、そこで、いろいろ会議等においてでも、また、諸活動の中での反省会においても、交通安全に対してもろもろ信号、横断歩道、いろんな一つの意見が出てくるかと思いますが、まず警察とか公安委員会の方あたりに要望等に関するような要望が出た場合は、課としてはどのような取り扱いをされておるでしょうか。 ○議長(木原信次君) 土田環境共生課長。 ◎環境共生課長(土田和信君) 交通安全施設についての要望につきましては、まず、環境共生課の方の窓口の方に、特に区長さんの方からまず要望等が上がってまいります。同時に学校・PTA等からも実際、設置等についての要望が上がってくるわけですが、その中で私どもの方で受付を行いまして、それぞれ折尾警察署の所管のもの、また北九州土木事務所の所管のもの、また、直接町の方で対策ができるものということで振り分けを行いまして、それぞれの関係機関に対しまして要望し、そして協議を行っておるということが現状でございます。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) ぜひ、私も経験があるわけです。直接街頭指導のときに折尾交通課から見えたときにもじかにもお願いし、反省会等で行政の方々にも一応反省の中で要望等を実際に発言しとるわけですけれども、それに対する対応がどうかするともう全く返ってこないし、できればきちっと書面で出していただきたいと。というのは停止線のところにスーパーあたりの搬入口等が信号待ちで全く搬入車が入らなくて交通が後ろの方がつかえるということで何回か私が申し込んでおりましたが、実はもう4年ぐらいかたってからいつの間にか線が引いてあるというふうな現状がありました。ぜひ、文書等で今後は取り上げていただいて先方の方に出していただくというような方法がとれるものか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(木原信次君) 土田環境共生課長。 ◎環境共生課長(土田和信君) 現在今お尋ねの件なんですけれども、折尾署の方にまず要望等について協議事項として文書で出しております。その中で実際、交通課の方と現地調査をし、立ち会い現地調査を行いまして、その中でまず設置可能なものからしておるという状況で。今御指摘のように文書でまず取り交わし、正式には今度予算措置がした時点で正式な要望書ということで警察署では協議をしております。 ○議長(木原信次君) 13番、石井要祐君。 ◆議員(石井要祐君) どうぞよろしくお願いいたします。 以上、本日は以上を尋ねてまいりましたが、交通安全対策の取り組み、交通安全施設の整備については限られた職員数で年々変化していく交通社会の対応として懸命に職員の方が頑張ってこられていることは十分認めるところです。 交通安全計画、先ほど答弁にもありましたが、この交通安全計画の中で町民と一体となった安全な交通環境の整備の推進、町民自身による交通安全にかかわる施設の点検などと掲げてあるように、町民の方々の交通安全意識の向上にぜひ今以上の御指導力を発揮していただきたいと念願するところで。あわせて交通指導員の活動要請、協力要請を含めて行政の指導力を期待するところでございますが、町長としての町民の交通安全に対しての決意のほどをお聞かせいただいて、私の一般質問は終わりたいと思いますが。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) そこだけで快適に暮らせるまちづくりの中でも交通安全に対する認識と申しますか、大変重要な課題でございます。特に交通安全指導員の皆様方におかれましては月初めの交通指導、そして春と秋の街頭指導等に大変かかわっていただき、岡垣町の快適なまちづくりの中で大きな仕事を任務をしていただいておりますことをあらためて感謝を申す次第でございます。今後とも町民の方々が安心して暮らせるようなまちづくりの推進に頑張っていきますので、今後ともよろしく御協力のほどをお願い申し上げます。 ○議長(木原信次君) 以上で、13番、石井要祐君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(木原信次君) 暫時休憩します。なお、再開は14時20分の予定とします。午後2時05分休憩………………………………………………………………………………午後2時14分再開 ○議長(木原信次君) 再開いたします。 9番、曽宮良壽君の発言を許します。曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 9番、曽宮です。平成16年6月の定例議会一般質問を行います。3月定例議会での一般質問に続いて今回も関連した質問をいたします。 町制40周年記念事業の中の成果の一つに、「変わらない岡垣(ふるさと)」があります。あちらこちらで耳にしてきたからでしょうか、何かのときにふっと口ずさんでいる自分に気づきます。個人的にはいい歌、いいメロディーと思っています。今はやりの癒し系の歌でしょうか。変わらないふるさと、日々刻々変わっていっているふるさと岡垣、4町合併がなければまた変わるでしょうし、そうでない場合もまた変わるものと思います。法律、国際情勢、中央の政権のリーダー、岡垣の人、自然、いろいろな要因で町制も変わらざるを得ない、変わっていかなければならないのではと。変わらないふるさと、現実町政に携わる立場の現場の我々には引退後の昔を懐かしむときの歌ではないかと思います。 ことしのビワの収穫は例年の暗作ということのようで、ビワ農家はこれからの経済的な対応を求められます。収穫後は来期の収穫に向けて手入れをし、減農薬、有機肥料と、消費者のニーズに合わせた対応を迫られます。ことし半作でも来年のために動き出さねばなりません。町にあってはビワ農家の減収に伴う税収減の見通しから何らかの対応を求められます。ふるさと岡垣、変わらないふるさとという歌を歌ってていいという段ではないかと思います。 変わらないのは、変えてならないのは「私を伸す、村を興す」と岡中の校訓にあるような理念、心意気だと思います。村をおこすの考えからふるさと岡垣をよりよい方向に変えていくんだというところで以下お尋ねします。 中央台内の旧ため池の整備について町の基本的な考え方について、この点については午前中の大堂議員の一般質問に対する答弁の中でおおよそのお答えはいただきましたが、確認の意味で再答弁になりましょうがお答えをお願いいたします。 マスタープランでもうたわれております旧団地の再整備、その中でも都市計画法成立前の団地道路も再整備を考えていくべきときではないかと考えますが、町長のお考えをお尋ねします。 3点目に、岡垣の山林、竹林を具体的にどう生かしていかれるか。 以上、3月議会での一般質問で果たせなかった質問をより深めたところでお尋ねします。 これより後の質問は自席より行います。答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 曽宮議員の「変わらない岡垣(ふるさと)、まちづくり」都市基盤整備について、まず、1番目の「中央台内の旧ため池の整備について、町の基本的な考えは、御質問にお答えをいたします。 大堂議員の質問にも答弁しましたように、西山田区内の猿田ため池は、岡垣町緑の基本計画の中で公園として計画が位置づけされていますが、平成3年度に一度調査検討した経過があります。 当時において、土地の所有権問題等でため池の用途廃止はできないと公園整備の着手を断念しましたが、計画としては残っています。しかし、その後、地権者の中に相続が発生し、一層厳しい状況があります。ため池の用途廃止が可能な状況になれば、再度公園としての整備もあると考えております。 続きまして、都市計画法成立前の団地道路の再整備を考える時期では、の御質問にお答えいたします。 岡垣町内には都市計画法の適用を受けないで開発された団地が、高陽団地等幾つかあります。この団地内道路は、幅員がさまざまで一部には車での離合が困難な場所もあることは認識しております。 第4次総合計画の中で「古い住宅地の再生整備」を掲げています。地元関係者の要望もあり、現在道路側溝のふたかけを計画的に行っており、平成16年度は高陽団地を対象にした特例的な予算3,000万円を配分しております。有効な幅員を確保して交通の安全等を図っていきながら町民が安心して暮らせるまちづくりの計画の策定を考えております。 最後に、岡垣町の山林、竹林を具体的にどう生かしていかれるのか、の御質問にお答えいたします。 このことにつきましては、ことし3月議会において、曽宮議員からの御質問への回答と重複する部分があるかもしれませんが、述べさせていただきます。 森林は健全であって初めて木材の供給や水源涵養、生活環境の保全などが図られると考えています。先人たちが種をまき、苗を植え、育ててきたこの森林は、岡垣町のかけがえのない財産であることは言うまでもありませんが、これを次世代に引き継いでいくことが私たち大人の仕事であり、自然豊かなこの変わらない岡垣を残すことが私の使命でもあると認識しております。ただ、いろいろな要因の中で森林事業そのものが困難な状況にあることも事実であります。 そういう中で、平成13年度からの高倉・上高倉を中心としまして3か年計画で、町有林・民有保安林を含めた約37.4ヘクタールの間伐・枝打ち等の保全に取り組みました。また、平成14年度には県行造林であった162.2ヘクタールを取得し、町有保安林としましたが、現在も看守人を置いて保全に取り組んでいるところです。また、民有林につきましては大きな取り組みではありませんが、山の所有者を対象とした間伐・枝打ちの講習会等を農林事務所と町で実施し、あわせて造林等にかかわる指導及び制度の活用についてアドバイスさせていただいております。しかし、活用する面を考えれば、特にお答えできる内容はなかったと思います。 御質問にあります、具体的にどう生かしていかれるのかにつきましては、町長としては、また、町を愛する者として、これからの10年・20年、30年先のまちづくりを見据えて長期的な見地に立った取り組みとなるよう研究する必要があります。 以上、この場でお答えをいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えしますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 町長にまずお尋ねをします。 変わらない岡垣と書いてふるさとという歌ですね。あれの出だしの歌詞はどんなか、まずそこからお尋ねをいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私も実は車の中にいつも入れておるわけですけども、ちょっと今すぐと言われると覚えておりません。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 覚えていませんという、覚えていますかというのが出だしだったと私は記憶をしております。 次に、上畑の山、例えばの話なんですが、上畑の山、先ほど出ました猿田のため池、それから高陽団地ですね、今回質問に立ちました三つの象徴的なものとして、この上畑の山、猿田のため池、高陽団地の変わりようについてですね、私はこの40年あるいはこの20年、10年の間に大きく変わったというふうに思いますが、町長の御見解は変わらないふるさとなのか、随分変わったふるさとになったのか、まあ、この3か所、町長の見解をお尋ねいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 猿田のため池につきましては、周辺につきましては大変私どもの小さいときから比べますと周囲の環境はがらりと変わっておりますし、上畑の山につきましても竹林の旺盛なる繁殖、成長力と申しますか、そういう等につきましては本当に目を見張るものがございます。大変、住んでおられる方々は変わりませんけども、その環境については大変変わってきておるというのが私の実感でございます。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 随分変わったと。で、40周年の記念事業の中の歌が変わらないふるさとということで。私はこの歌は今の子どもたちにとって、まあ先ほども述べましたが、この歌、いい歌だなと、曲もいいし、まあ、私もときどきぽっと、先ほど言いましたように口ずさんだりします。いい歌だというふうに思います。 それで、この歌ですね、今の子どもたちが東京あるいは大阪あるいは同窓会、そういうときに、成長して集まったときに歌ってくれる歌ではないかなと、そのときには恐らく岡垣はもっと今より変わってると思います。それがいい方向に変わるのか、昔はよかったなというふうに岡垣が変わっていくのか、それは町長含めて執行部、それから、議会人である私たちの責任であろうかと思うわけです。 で、まあ、いい方向に変わっていって、税収が上がり雇用がふえて、東京・大阪に就職した私たちの岡垣の子どもたちが、そういういい町になったら帰ってくると思われますですか、それとももう岡垣はいい町になったけど今住んでいるまちの方がもっといいと、そんなふうに思われますか。具体的質問に入る前に町長の見解をお尋ねいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私は個人的にはそういうふうな岡垣のいい環境・緑、そしてまた豊かな自然の恵みを残しながら変わらない面と、そしてまた変えねばならない面もございますけども、そういうふるさとの香りがいつまでも残るようなまちであるならばそういう方々も再度また自分のふるさとに帰ってきていただくような、そういうまちづくりをしていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 往々にして昔がよかったという場合には、今が悪いから昔がよかったんですよね。まあ個々にあると思います。自然環境の方は昔の方がよかったと、しかし、経済的に考えると今の方が物がふえて豊かになった今の方がいいと、いろいろなケースがあろうかと思います。しかし、町について言えば私先ほど演壇で述べましたように変わっていかざるを得ないし、変わるならいい方向に変えていこうということだろうと思うわけです。 手元にですね、具体的質問に入る前に紹介をさせていただきたいんですが、これは、西日本、ことしの3月16日の新聞で、3月定例議会の一般質問で紹介しようと思ってましたけど時間がなくて、今回また引き続いて質問させていただいて、また、この機会に紹介させていただきますが。「筑紫野市・山林買収こつこつと」ということで、独自に環境保全、14年で福岡ドーム10個分。概略言いますと、年間に5,000万円予算かけて山をずっと買っていって、14年たったら福岡ドーム10個分と。で、どこかだれかが筑紫野市の中でスタートさせたわけです。まあ、ほぼ人口規模からすると10万人弱ぐらいだと記憶しておりますが、個々の山林も環境保全の意味合いで少しずつ購入していってありますようにドーム10個分と、これだけふえるわけですね。そういう町、市の営みの一端、それが岡垣町にも言えると思います。 それで、町長が答弁書にありますように10年先、20年先を見据えたというところでスタートさせたものが、時間がたって高陽団地が変わったように、まあ、私たちもその過程の中におって、町長もその過程の中におられて、まちづくりに共に汗してるわけです。そういう視点で森林・山林・竹林についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず、3点目の質問から入らせていただきます。 県に、県に森林・林業基本計画というのがあります。それから、岡垣町に県の計画に整合性を持たしたところで岡垣町の森林整備計画というのがあります。これは平成14年4月1日付で出されておりますが、この中で該当なしというのがあるんですね。例えば、林産物の利用の促進のために必要な施設整備に関する事項、林産物の生産、特有林産物ですね、加工。流通、加工販売施設の整備計画該当なしというふうにあります。この中身については、また別の機会と。この該当なしという意味がちょっとこれ見ながらわからなかったんです。これが多いんですね。で、これについては担当の部局に説明をしていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(木原信次君) 須藤農林水産課長。 ◎農林水産課長(須藤智明君) 今の御質問でありますが、文書的な表現としては該当なしということで書いておりますが、これにつきまして、この整備計画の計画期間内におきましては、計画がないと、ゼロというとらえ方をしていただければというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) まあ、森林整備計画が町としてあるけど該当なしという項目が多いということはそういう計画がないというふうに、特用林産物、シイタケもそうですし、タケノコもそうですし、もろもろあるわけですけど、そういう環境整備、条件整備は計画の中ではしないというふうに表記されておるのかなというふうに、寂しい思いでありますが。県のデータ、県の計画では、森林、これたくさん項目があるんですけど、森林の利用者数、平成13年度は260万人、年間ですね。これが平成24年度には500万人を目指すと、これが県の大枠での計画。生活環境保全林の箇所数、39か所が50か所、森林ボランティアによる整備140ヘクタールが500ヘクタール、それから、造林370ヘクタールが600ヘクタール、それから、木材の出荷っていうんですか生産ですか、こういうのも今の倍ほど計画、県の計画があるわけです。ということは、国としても県としても山が大事だということが前提に立ってそういう計画を立てて予算も措置していこうと。それは同時に国の大きな施策でもあろうかと思います。国の考え、県の考え、町の考えということで。この点について町長はどういう御認識でしょうか。県の計画と町の計画と、町長の見解を承りたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。
    ◎町長(樋髙龍治君) 国の森林計画、そして、県の計画、岡垣町の計画、いずれにいたしましても森林の持つ機能に対して私どもが今までどちらかといえば軽んじておったことを再認識をさせるためにも森林の持つ機能を私どもの生活の中に今後とも十分取り入れるべくまちづくりをしていくというような考え方が、国・県・岡垣町の計画の中に入っておるものと思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 現在進行中の岡垣町のマスタープランでは、人と自然のやさしいハーモニーと。環境ビジョンもできました。森林整備計画、これ14年度ですが、失礼、こういう計画もできております。この辺のところの整合性っていうんですかね、その辺のところはどうお考えですか、あるやなしやというところでマスタープランに掲げられておる。 というのは、山の姿を見ると、毎年、竹がふえてきてですね、で、水も減ったかなと、川の水もですね。だから、そういう現状を見て、こういう計画があり、ビジョンがあって、毎年何か悪くなっていってると私は思うんです。その点についてマスタープランあるいは環境ビジョン、それから森林整備計画、町のですね、そういうものとの整合と現況の山の姿を見られたときどう思われるか、町長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 竹林の旺盛なる生活力と申しますか生命力と申しますか、それらについて私どもは改めて恐怖と申しますか、おそれを抱くわけでございます。竹の持つ機能もございますけども、やはり針葉、それから常葉緑樹そういうふうな山の樹木の方が私どもの生活の中には十分にプラスになると思っておりますので、現況を見ますと非常に寂しい思いがいたしております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 前段の町のマスタープラン、ちょうどこの14年の4月1日といいますと、町長が就任されてすぐこの計画書が出されたというふうに思います。マスタープランもそうです。樋髙町政と同じ時期に産声を上げたわけです。で、それから、こういう計画ですね、環境ビジョンもそうです。そういうことからすると、毎年悪い方向に変わっていってるというふうに思うわけです。その辺での整合性ですね。その点についてお尋ねしましたが、お答えをいただいてませんので、重ねてお尋ねをいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 第4次総合計画の大きな基本理念でございます人と自然のやさしいハーモニーの基本理念にまちづくりをしておる中で、現況の竹林の発生と申しますか、旺盛なその生命力による景観について、そしてまた山の持つ機能が失われつつあるのではないかと、素人でございますけどもそのように考えますと大変私としても今後それに向けて非常に寂しい思いをいたしておりますし、これについての対策等についても今後とも十分真剣に考えていかねばならないというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) まだ、町長お答えになってないんで。マスタープランと環境ビジョン、それから森林計画、これは、夢の部分もあるかもわかりませんけど、町はいろいろ施策を進めていく上で整合性のとれたものであると、でないとおかしいわけで、これがばらばらで各担当課が勝手にやられとるはずはないというふうに思います。そういう意味で自分で質問して自分で答えとるようなことかもわかりませんけど。私は整合性がある、あるべきだ、それに基づいて町は施策をやっていっているんだというふうに思います。まあ、思いたいかな。 それで、森林整備計画、町のこの中に岡垣町森林組合を中心とした体制の強化を図り、効率的な林業施業を実施するための体制整備を推進することとすると、まあ、これは平成24年までの計画ですけど、こういうことも掲げられております。この上の方には、人と自然のやさしいハーモニーを基本理念としておりということですから、先ほど述べたことと符号するわけです。 それで、森林組合あるいは組合員の意向っていうんですか、500人強おられるというふうに伺っておりますが、皆さん方のお考えを町長として把握されておられましたら。例えば、おれはもう山ば要らんばいと、買う人がおりゃもう売りたいっち、あるいは何とか子どもに引き継いでいってもらいたいとか、あるいは町がこういう応援をしてくれたらおれも頑張るけど今の状態じゃなかなかと、そういう意味で組合員なり、あるいは組合全体の考え、そういうものを把握されておられましたらお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど、曽宮議員の人と自然のやさしいハーモニーのマスタープランの後、その後と申しますか、整合性のあるいろいろな計画を立てて上位計画のもとに現在調整を進めております。 森林組合につきましては、570名の方々がおられますが、大変現時点では高齢者の方々が多く、本年度も総代会を開催をいたしましたけれども、事業の中に竹林に対するいろいろな薬剤とか、いろいろなことについては申し上げておりますけども、具体的な話は出てまいっておりません。なお、また詳細につきましては担当課長の方から説明をさせます。 ○議長(木原信次君) 須藤農林水産課長。 ◎農林水産課長(須藤智明君) 今町長が申されましたように、570名の正組合員がおられるわけですが、基本的には岡垣町の森林組合の活性化と、そういう部分では望まれてる方があります。ただ、高齢化、それから後継者不足、それから森林事業の産業としての低減化ということで、なかなか具体的にどう取り組めばいいのかと、そういうことまでは出ておりませんが、基本的には活性化が望まれていると私はそう思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 活性化という言葉は本当便利がいいなと思うんですが、それを受けて町としてどうするかという部分が問われておると思うんですね。この整備計画の中には森林と人との共生林とかあるいは──ありますね。こういうのもあります。住民参加による森林の整備に関する事項、地域住民参加による取り組みに関する事項、これは先ほど須藤課長から説明がありましたけど、これは該当なしになってます。 もう1点挙げましょう。第1の5に、広く住民に開かれた森林の整備及び利用の推進方策としてですね、森林・林業への理解を深める目的として地域住民への普及啓発はもとより、学校教育関係者との連携のもと森林整備の体験活動を推進することとする。また、森林ボランティア団体の受け入れ態勢整備を図るとともに、ボランティア活動による森林づくりへの参加を推進することとすると。今読み上げましたけど、これが現況どうなっておるのかなと。まあ、一つこの場でお尋ねしたいのは、学校教育関係者との連携ということで、体験活動を推進することとするとありますが、具体的に何かありましたら御紹介いただきたいと。 ○議長(木原信次君) 学校教育総務課長。 ◎教育総務課長(石田健治君) 環境共生課の方でことしの予算の中では水辺の環境というような考え方でそういう連携も図っておりますし、例えば、竹林においても例えば竹炭ってありますよね。そういった物を一つの出前講座的な発想の中で総合的な学習の時間に取り入れたり、そういったことも連携図っていけると思います。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) その考え方には共鳴もし、また、推進していただきたいと思うわけですが、例えば三里松原の植林は違うんでしょうか。どうでしょうか。あれに教育関係、まあ、子どもたちが参加する、これは、この項目に該当しないのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(木原信次君) 石田教育総務課長。 ◎教育総務課長(石田健治君) いろんなことが教育の中では地域の人材とか地域のそれぞれのものによって活用できると思いますけども、カリキュラムの中でそれをどのように生かしていくかっていうのがそれぞれの考え方があろうかと思います。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) そのいろいろな考え方の中の一つが三里松原の植林であろうかと、それも一つだというふうに私は思います。それぞれこの森林整備計画の中に上げられておりますこういうところを執行部あるいは教育委員会一緒になって、それこそ先ほど言われた10年、20年、30年、子どもたちが大きくなったときに目に見える形で山が立派に自然が豊かにということにつながっていくんではないかと、そんなふうに思うわけです。 それで、この計画、該当なしもありますけど、マスタープランあるいは環境ビジョンと符号、整合性を持たせて、町の重要な人と自然にやさしいハーモニーですから、やっていくべき大きな課題、今すぐですね。その点、町長どうでしょうか。今すぐ取りかかる、取りかからなければ手遅れになる、先ほど言われました、竹がということで。どうでしょうか、今すぐ何らかの一歩を踏み出すべきときと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 山の持つ複雑な、そしてまた人間にとりましても有効なる資源でもございます。それについて先ほど申し上げておりますように今後とも研究をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 研究はもういいんですね。もうあと行動じゃないでしょうか。で、3月の定例議会で具体的には申しませんでしたが、庁舎内で竹の炭化を進めていくんですね。まあ、そういう機会が庁舎内であったと、町長もおっしゃられてましたが。その後、どんな動きになっていましょうか。その研修、庁舎内での自発的な研修と思いますが、その後、その研修の後、どんなふうになってますでしょうか。 ○議長(木原信次君) 土田環境共生課長。 ◎環境共生課長(土田和信君) お尋ねの件については、今各市町村で行われておる情報等を収集をするようにしておりますけれども、これについていろいろ装置について開発をしてあります先生等が今非常に忙しい時期に出ておりますので、その後、具体的な勉強会というのはしておりません。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 想像するに、まだ研究中と。それで、先ほどからるる述べてきましたマスタープラン、国の制度なり、県の姿勢、それからこの森林設計画にうたわれておること、これはやってくださいよと。国の方もそういう考え、県の方もそういう考え、町がその気になれば何らかのバックアップはしますよと、そういうことではないかと思うわけですね。ですから、何らかの形で一歩を踏み出さない限りは、計画のってるんですから。町長は、出前講座でもどこに行かれてもあいさつのときには岡垣町は人と自然のやさしいハーモニー、現況はやさしくないんですよ。竹にやられてるんです。それでやさしいハーモニーと言えるのかどうか。竹と共生してない、竹からやられてるんです。で、これを利用していこうという考え方もありますし、それは研究中だろうし、これからも研究するのかなと。一歩踏み出すお考えはないんでしょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 竹の活用等につき、また、伐採、生えてております場所等につきましても、民有林ございます。町有林もございます。そういう雲覆状態の中でございます。そういう中で私どもとして竹を有効活用するということについては何らかの形でそういう形で持っていかねばならないというふうに思っておりますけど、まだまだ具体的な研究等についてはまだ先ほど環境課長も申し上げましたように、共生課長が申し上げましたようにまだ入り口で、現在まだそこまでいってないというのが状況でございます。いずれにいたしましてもこの問題は岡垣町にとりましても避けて通れない問題でございますので、今後とも研究をしたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 午前中、公園面積について岡垣町はよそと比較して1人当たりの面積が小さいというような議論もありました。まあ、森林の公園化ということも考えられると思うんですね。ただ、都市公園とか街区公園とか、いわゆる公園の提議に入らない、まあ、三里松原も大きく言えば岡垣町の財産です。これについて国と相談をしながら何らかの方策もとれるんじゃないか、あるいは上畑、あるいは戸切、湯川、そういうところの山林についても人と自然のやさしいハーモニーという理念に、それを目的とする事業として森林を公園化する、そんなに費用はかからないんじゃないかなと。それが公園の提議に当てはまらないとしても町民にとっては健康あるいは自然と親しむ、子どもの環境教育とかいろいろな側面で森林の公園化等も考えられると思うんですね。そのことによってただ数字にあらわれない岡垣町の、町長が日ごろ言われております水と緑がということで、その道がさらに開けていくものというふうに考えますが、その辺のところでいかがでしょうか。手をつけていこうやないかと、そういうお気持ちがございませんでしょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 森林の公園化等につきましては、私ども環境にやさしいまちづくりの中では大きな柱になるかと思います。今後、いずれにいたしましても今すぐこの場所がどうのこうのということはございませんけども、研究に値する事業だというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 多少の不満はありますが、一応町長としては前向きに考えていきたいというお答えだったと。残念ですが、次の質問に移ります。 道路整備についてですね。税収の面でいわゆる固定資産税の課税する際の評価として、例えば都市計画法ができてくる、まあ都市計画法ができる前の団地、これの長期見通し、いわゆる道路が狭いとか、海岸で上に上がらんにゃいかんとかっていう、いわゆる車社会が今みたいになる前にできた団地というふうに表現したらいいかと思いますが、これについて長期的ないわゆる評価額ですね。固定資産評価額の見通しというものを町としてはどのように考えておられますですか。 ○議長(木原信次君) 井上税務課長。 ◎税務課長(井上英治君) 今の御質問でございますが、固定資産の評価額ということでございますが、質問をもう少し具体的にお願いできればと思いますが。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 土地についてですね、例えば現在の評価が固定資産課税の評価ですね、課税のベースになる評価がこれだけと、それに基づいて固定資産が決ってくるわけですから。それが長い目で見たら旧、都市計画法ができる以前の団地、そういう具体的に挙げるわけにはいきませんが。 一つ例を挙げますと、八幡東区の高いとこがありますね、家が。ああいうところは道が狭い、急傾斜で、そこの土地が私の耳にしたところで、これは特異な例かもわかりませんが、所有者がやると、隣接地の人にですね、やる。昔は製鉄が華やかなる時代はあれから通勤していたわけですね。徒歩で。ところが車がこれだけ発達してくるとそこに住めないということで移転していって、で、所有はしていたがもう処分したい。売るに売れない、買い手がない。しかし税金は固定資産かかってくるでしょうね。北九州市。そういう町が時代に応じて変わっていけなかった一つの、いい悪いは別ですが、例ですね。それからすると道が狭いがゆえに売れない、住む人がいない、そういう状態になった場合には評価は当然下がっていくものというふうに思うわけです。そういうところから在来のそういう団地についての評価というのは長期的に見てどのように判断されますかということでお尋ねしてますので。 ○議長(木原信次君) 井上税務課長。 ◎税務課長(井上英治君) 済いません。ありがとうございました。1月1日現在の固定資産所有者にかけておるわけでございますが、そのときの現況が、現況で岡垣町では不動産鑑定士と専門の方に評価をそれぞれいただいておるわけでございます。土地の評価につきましては、今議員がおっしゃる部分についてもある程度の影響がありますということでございます。また、現在の状況は、今の状況は下落傾向にあるということも申し添えておきます。以上です。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 税収の面では評価がですね、景気のせいもあるかもわかりませんが、新しい整備された住宅地を求めて若い世代の人がと、車が2台、3台ということだろうと思うんですね。そういう意味で団地の道路の再整備ということで今回一般質問したわけです。4メーターあればいいんではなくて、その団地の中の敷地を何らかの形で道路にする、そういう町の考えなり方針のもとで固定資産の価値が上がっていくような、そういう考え方ができないかなということで質問をしたわけです。で、お答えをいただいておる中で具体的にこういうことをやりますということで、この中に策定をすると。この策定をする具体的な中身についてお答えいただけましたら。 ○議長(木原信次君) だれが答弁するの。岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) 団地の中の狭い道路の対策として考えておるのが、現在行っておるふたかけ事業です。それでもなお4メートルに達しない、4メートル未満の路線につきましては一定の間隔なりをおきまして離合場所を設けていくという考え方で、現在一定の団地・集落ですね、世帯数などを考慮して、まず、たたき台としての案をつくるように指示をしております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) ぜひそういうところからでも手をつけていただけたらと思います。 4メーターあったら建築基準法上は道路ですが、しかし、今大きいボンゴとか4メーターで離合できるのかな、まあ、いわゆるレジャー用の車とかですね、そういうのが離合できるのかなっていうなのが実際のところですね。で、まあ、都市計画マスタープランなりあるいは大きな都市基盤の整備にはある意味で町の大きな考え方が出てきて初めてまちづくりができるものというふうに考えますので、一遍にはいかないと思います。そういう意味で町の方に要望しながら、次の質問に移らしていただきます。 一丁ため池の件、一丁ため──失礼、猿田の池の件ですが、午前中、大堂議員の質問に対して同じお答えだったと思うわけですが。現在、池も含めてですが、周辺の地権者から税収が上がっておりますか。その辺からお尋ねします。 ○議長(木原信次君) 井上税務課長。 ◎税務課長(井上英治君) 済いません。もう一回お願いしたいと思います。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 猿田のため池の地権者あるいは周辺、山林等がありますが、池に限って言えば多分税収は上がってないんじゃないかなと思うわけです。まあ、周りの山林については多少なりとも税収が上がっておると思いますが、その辺どうでしょうか。 ○議長(木原信次君) 井上税務課長。 ◎税務課長(井上英治君) 土地の免点下は評価額の30万円でございますけど、ちょっと具体的には後でまた御報告を申し上げます。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 平成3年に言ったんですね、調査取り組みかけたけどという午前中の答弁でしたが、固定資産で税金が取れない、取れてもそんなにたくさんではないというふうに思うわけです。まあ、答弁書では西山田というふうに表記されてますけど、これ、西山田でいいんですか、それとも南山田なのか、私はあえて中央台という言い方をさせていただいたんですが、正確には区域としては行政区域としてはどこでしょうか。 それと、平成3年ですか、取りかかったときの資料があるのかどうかわかりませんが、大体ここを公園に整備したらどれぐらいかかるのか、あるいはどれぐらいならかけていいのか、そういう検討がなされたのかどうか。 それから、どれくらいの期間を想定されたのか、何年以内とか、何年ぐらいかかるだろうとか、そういう予定的なものですね、期間なりそういうところがわかっておりましたら、また、資料がありましたらお答えいただきたい。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) お尋ねの平成3年当時の計画の概要を説明します。 面積は1.5ヘクタール、計画年度は3年から5年、6年──失礼、6年度までを計画しております。事業費は約2億円です。 ○議長(木原信次君) 渡辺地域づくり課課長。 ◎地域づくり課長(渡辺一郎君) 計画区域一帯は西山田地域の行政区になっております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) まあ、私が今回の補正で南山田のコミュニティー広場として、町もそれに支援しながら町有地、最終的には町有地ということで補正予算が上がっております。用地買収ですね。で、これは、この周辺の整備を進めていく一歩というふうに評価をしております。それで、私は西山田とか南山田とかそういうことを言うつもりはありません。まあ、考え方として西山田もあるいは東山田も中央台皆さん全員、全世帯、岡垣町にとっても大事な場所ですから、まあ、西山田ということでない、中央台ということで考えております。 それで、私は一歩だというふうに評価してるわけです。で、公園計画の中で今度平成3年に立てられた公園計画の中で今度補正で計上された土地については入っておりますか、どうですか。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) お尋ねの件は、今回補正して上げましたコミュニティー用地が猿田の公園計画に入っておるかということでしょうか。それは区域には入って、公園側の区域には入っておりません。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) それでは、町長、お尋ねします。 じゃあ、どうする。公園計画の中に入ってないけど、町はあそこを購入したんですね。じゃあ、あそこはもうしないのか。私は一歩踏み出したなというふうに評価してるんです。一歩を踏み出したな。あそこを町がただ単に南山田のためにだけされたんではないというように思うんです。それは、西山田という名前があのため池の周りにはついてるわけですから、行政区としてですね。ですから、私は一歩踏み出したなと。どうする。南山田のためにコミュニティー広場を私は購入しようとしているんではないというふうに考えてるわけです。どうなんでしょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほどの答弁の中で申し上げましたように、ため池の用途廃止が可能な状況になれば私どもとしては再度公園として取り上げていきたいというふうに考えております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 用途廃止は、例えば、待っておったらできるんですかね。一歩踏み出さんと始まらんのじゃないですかね。で、あそこに土地をコミュニティー広場を横に沿って町有地とする意味合いというのは私そういうところにあると思うんです。一歩踏み出したなと、次の一歩が私はあると思うんですね。 で、そうでないなら用途廃止せんでいいじゃないですか。ため池で使ったらいいじゃないですか。下の方には水路があるんです。水流したらいいじゃないですか。それの整備はできませんかね。で、あと、公園化すると。それも考え方の一つだと、たくさんある考え方の一つとして。 だから、用途廃止ができない、じゃあそのまんま明治時代の名前の方もおられるかと思いますね。その相続等がきちっとなされてない登記がなされてない、税金も入ってきてないんじゃないかと。じゃああれを公園化するのに、きれいな水が今流れてきてます。そういうものを使って公園化も可能ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 逆転の発想かと思います。いろいろと総合的に考えて私どもとして今後考えていきたいというふうには思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 2億円でそういうことができませんかね。別に用途を、例えば地権者から取得するとか、そういうことをせずに現在の用途のまんまで水を張って公園化する。周りには町有地があります。林野庁の分もあります。不可能でしょうか。2億円で。当時計画された。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 現段階で2億円という金額でもってできますとか、ということについてはちょっと今のところまだわかりません。いずれにいたしまししてもそういうふうな考え方もあるというふうにお聞きいたしましたので、今後それについて考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 9番、曽宮良壽君。 ◆議員(曽宮良壽君) 時間が来ました。とにかく、とにかく計画は立派な計画があり、だけど一歩が。20年かかってもいいじゃないですか、30年かかってもいいじゃないですか。まず一歩を踏み出すことじゃないですか。まず一歩、そうすればその先にまた見えてくるものがあるというふうに思います。その意味で一歩踏み出して、次はまた一歩、その積み重ねが岡垣がいい方向に変わっていく、20年、30年たつといいまち、そのころは市になってますでしょうか。そういうまちづくりができるというふうに思います。そういう意味で、まず町長、一歩踏み出していただくように強く要望し、また、期待をして一般質問を終わります。 ○議長(木原信次君) 以上で、9番、曽宮良壽君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(木原信次君) 暫時休憩します。なお、再開は15時30分の予定とします。午後3時18分休憩………………………………………………………………………………午後3時29分再開 ○議長(木原信次君) 再開いたします。 1番、竹内和男君の発言を許します。竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) ただいま議長の方から定例会一般質問の許可が出ましたので、一般質問を行わせていただきます。 本定例会では、初めに、遠賀郡の合併問題、次に、公共の交通問題、3点目に学校や登校時の児童生徒の安全対策問題、最後に、障害児の学童保育問題について、町長並びに教育長の忌憚のない見解についてお尋ねするものであります。 まず、最初に、遠賀郡の合併問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 さて、遠賀郡の合併問題は、発端は昭和63年10月31日に設立されました遠賀郡の将来を考える調査委員会に始まり、さらに平成5年からはその名称を遠賀郡の合併を考える調査委員会とし、合併について調査研究を進めてまいりました。翌平成6年11月、第24次地方制度調査会は、地方分権の推進に関する答申並びに市町村の自主的な合併に関する方針を内閣総理大臣に対して行っております。これらの答申に基づいて地方分権推進法が平成7年7月に施行、同時に市町村合併の特例に関する法律が改正されました。同法は10年間延長され、その有効期限は来年の平成17年3月31日までとなっております。また、今日までに岡垣町議会といたしまして、平成10年9月25日と平成14年7月15日に、それぞれ合併協議会設置の議案を可決いたしております。また、住民の皆様の中からも合併を推進すべきとの立場から住民発議による署名活動が2度にわたって結ばれたことは皆様記憶に新しいところであります。 平成11年8月6日に遠賀郡4町合併任意協議会が発足、さらに、平成15年7月1日に念願の4町合併法定協議会が設立されております。今月9日に第18回目の法定協議会が開催され、岡垣町の現庁舎を新市の仮庁舎とすることが既に決定をされております。 続いて、6月23日には、新市の名称の決定がなされる予定となっております。そこで、現在、国において三位一体の改革が着実に移されておりますが、国として国と地方の借金体質を改善し、本来最も行政サービスを享受すべき立場の住民に対してサービスの低下が起こらないように加速して合併を進めるべきだと思いますが、町長の見解についてお伺いをいたしたいと、このように思います。 次に、公共交通行政についてお尋ねするものであります。 平成14年2月に道路運送法が改正され、事業者が赤字運行路線を廃止することが容易になったために、岡垣町の一部路線が平成15年3月より廃止されております。そこで、当面の措置として廃止された路線を従前の運行行政に町が委託し、今日に至っておることは皆様御存知のとおりであります。 この交通行政問題の一般質問につきましては、平成15年3月と9月に2度にわたって行っております。コミュニティーバス等の運行やJR海老津駅のバリアフリー化としてエレベーターの設置についても提言し、さらに代行運転されるバスについては住民の足の確保と利便性の向上に向けて関係事業者や住民の代表を交えた協議会等で十分検討していただきたい旨要請しておりました。 エレベーターにつきましては、海老津駅構内に2基設置する旨の回答を既にいただいております。また、町内の公共交通体系につきましては、今年3月に同整備計画として発表する旨の回答もあわせていただいておりますが、ようやく6月議会での公表となったわけであります。 そこで、岡垣町の公共交通体系整備計画の基本方針はどのように決定されているのかお伺いをいたしたい、このように思います。 次に、学校や登校時の安全対策についてお尋ねするものであります。 この問題につきましては、6,470名もの町民の皆様の署名の御協力をいただきまして、登校時の安全対策を求める要望書として、平成16年4月9日に樋髙町長へ直接手渡しをさせていただきました。この場をおかりいたしまして署名をいただきました皆様へ心から感謝を申し上げたいと、このように思います。 さて、佐世保市の小学校同級生殺害事件などの凄惨な問題が現在起こっておるわけでありますが、岡垣町として学校の安全管理体制の総点検は行われているのかお伺いをいたしたいと、このように思います。 最後になりましたが、障害児の学童保育についてお尋ねするものであります。 先月19日に「岡垣町手をつなぐ親の会」並びに「障害児を地域で支える会ステップ」連名で、“岡垣町の障害児学童保育(仮称)設立のお願い”とのタイトルで陳情書を受け取られております。 本陳情書によれば既に隣接する宗像市、遠賀町で実施されている旨明記されておりますが、また、水巻町では長期休暇中の障害児の保育を目的として水巻町長期休暇時障害児学童保育に関する条例が6月議会に同じく提案されております。議決されれば7月1日からの施行ということになっておるそうでございます。障害児を持たれた家庭の切実な訴えであり、願望でもございます。本陳情書の思いを一刻も早く実現すべきだと考えますが、どのような対応をとられようとしてるのかお伺いをいたします。 関連した諸問題は、自席より行いますので、執行部の明快なる答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 竹内議員の遠賀郡の合併についての御質問に対しお答えをいたします。 昨年の7月に4町の合併協議会が設立されました。約1年にわたり協議を行っておりますが、合併協議に臨む岡垣町の考え方は、合併は目的ではなく、岡垣町の住民の福祉向上に向けた手段の一つであることに変わりはないと思います。私は市町村の合併により期待できる効果は大きく次の二つであると考えます。 一つは、スケールメリットを生かした発展性のあるまちづくりが展開できることです。広域的な視野に立った都市計画や公共施設の整備、土地利用など、まちづくりをより効果的に実施できる可能性が生まれることとなります。 もう一つは、行財政の効率化により住民サービスを安定して提供できることです。経常経費の削減を図ることにより現行のサービス水準の維持、さらには、より専門的なサービスが提供できる可能性も生まれることとなります。 しかし、これらの期待できる効果は合併した時点では与えられるものではありません。4町合併の財政シミュレーションを行いましたが、予測された投資余力の数値は幾つもの前提条件をクリアした上で初めて持たされる資金力です。 具体的には、国の財政支援が期待できる合併後10年の期間内に新市都市構造に基づく新しい都市計画の実行、そして、厳しい行政改革による行財政の効率化を速やかに進めることにより生み出されるものであり、その結果が住民サービスとして提供されるものと考えます。 また、これらの期待できる効果は合併協議に参加する各自治体の現状によっても異なった結果になると思います。 現在、遠賀郡4町で49の協定項目それぞれについて検証し、方向性や水準を定める協議を進めております。したがって、今はその結果が冒頭申しました4町合併に望む岡垣町の基本的な考え方に沿うものになるのか、その結論を速やかに導くことに全力を傾けたいと、そのように考えます。 次に、公共交通について、岡垣町の公共交通基本計画の方針はどのようになっているのかについてお答えします。 公共交通体系整備計画につきましては、既に先日の全員協議会でもその内容について御説明いたしましたので重なるところも多いかと思いますが、その基本的な考え方について答えさせていただきます。 岡垣町は、JR鹿児島本線や国道3号線、国道495線など鉄道、道路の主要幹線が行き交う交通の利便性の高い町ですが、住民の足となる公共交通機関については、自家用自動車の普及などにより利用者が減少してきています。このような中、平成14年2月には規制緩和により全国的に赤字路線の廃止が進み、平成15年3月には、岡垣町においても一部地域で路線バスの廃止が行われたため、通勤・通学などの移動手段を確保するため、緊急対応として運行委託により路線維持していることは御存知のとおりです。 こうした状況を踏まえ、今後の公共交通体系のあり方について調査・検討を行い、岡垣町の公共交通体系の整備に当たっては、少子高齢化や自家用自動車の普及などの社会的要因、道路事情や宅地開発、人口分布などの地域特性に柔軟に対応でき、安定的かつ安全で利用しやすい公共交通体系の確立を目指すこととし、四つの基本方針を定めました。 第1に、「人の動きに合わせた交通ネットワークの構築」のために、通勤通学や買い物、公共施設の利用など利用者の活動に合わせた交通体系づくりを目指します。 第2に、「町民だれもが公共交通サービスを享受できるような対応」を進めるため、町内のどこでも、だれでもがサービスを利用できるような交通体系づくりを目指します。 第3に、「公共交通の利用促進」を図るため、住民の皆さんに身近な交通手段として親しみをもって利用していただけるような体系づくりを目指します。 第4に、「交通バリアフリーへの対応」を進めるため、公共交通施設のバリアフリー化事業としてJR海老津駅のエレベーター設置を推進します。 これらの四つの基本方針に基づく施策を実現させるためには、関係者や住民の皆さんと一体となって取り組むことが必要であると考えております。 最後に、障害児の学童保育についてお答えをいたします。 「岡垣町手をつなぐ親の会」及び「障害児を地域で支える会ステップ」の連名で、“岡垣町の障害児学童保育(仮称)設立のお願い”の陳情書が提出されました。5月19日の陳情の際、及び6月7日の文教厚生常任委員会への参考人として出席されたときに4名の代表から設立要望・陳情の内容に関しての切実な御意見をお聞きしました。御意見や陳情書に添付された資料のアンケートの内容からも日常的に障害児を持つ保護者・家庭での肉体的・精神的疲労、ストレスなどがいかに大きいものであるかを改めて痛感をいたしました。現在、主に健常児を対象とする学童保育所を各校区に5か所設置していますが、早急に障害児の方々の学童保育をどうすべきか、調査、研究をしていきます。 なお、3番目の御質問である「学校や登校時の安全対策について」は、教育長に答弁させます。 以上この場でお答えいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えしますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(木原信次君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 学校や登校時の安全対策について、(1)学校の安全管理体制の総点検は行われているのか(校内・学校周辺・通学路・防災対策等)について答弁いたします。 この取り組みにつきましては、町教育委員会施策の方針により、各校で教育指導計画書が作成され、その中に緊急発生時の危機管理マニュアルの整備や防災対策などを計画し、学校安全管理対策を点検推進しているところでございます。 具体的に取り組みといたしましては、不審者対策として、学校内に13年度から計画的に防犯監視システムの導入を図っております。また、学校校務員により巡回も強化しているところです。 また、登下校での緊急避難的対策としては、「子ども110番の家」の設置や平成13年度には児童・生徒に「防犯ブザー」を配布しております。登下校にかかる通学路・学校周辺につきましては、学期初めなどに、地域・保護者・学校の協力連携により交通安全対策も含め指導をしております。これらを実施するため、直接的な立場にある、教職員の危機管理意識の向上を図りながら学校の安全管理体制を推進しております。以上です。 ○議長(木原信次君) 竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) ただいま御答弁をいただきました。これは、町長はひょっとしたら御存知ないかもわかりません。町長でいらっしゃらないときに出されたものでありますけれども、財団法人の九州経済調査会、また、その当時ありました遠賀郡の将来を考える調査委員会が連名で出しました報告書でございます。簡単なものです。課題についてはもう少し大きな冊子の物がございまして、これの要約版ということでございます。これをちょっとひもをとかしていただきますと、例えば教育文化につきましては、4町では県下の同規模の都市と比べて集会施設、公民館等は遜色ないが、宗像ユリックスのような質の高い施設はない。このように当時1992年ですから平成4年ですかね、平成4年の当時出された遠賀郡の将来像と振興課題の要約版にはこのように書いてあります。 既に岡垣では御存知のとおり1期工事としてもサンリーアイの本体工事、それからアリーナの建設ということで1期、2期とも完了して、岡垣としても中心地にすばらしい意を持ったラウンドマーク的な施設ができた。これが岡垣町が他の町に比べて文化的で教養あって、午前中どなたかが言われてましたけれども、住民の方々がこの施設を使って、本当に憩いの場の一つにされてる。また、他4町ならずに津屋崎や福岡市、また、若松、八幡西からも大勢のお客様がお見えになっておりまして、文化をその一時期であるけれども共有できた、こういうすばらしい成果も上げておるわけであります。 ただ、この中が指摘しております一方でその箱物については一定の成果を上げてまいったわけでありますけれども、例えば平成2年6月に福祉関係八法の改正が行われたことは皆さん御存知のとおりであります。 で、この中に平成2年に改正されまして、平成5年4月1日から町の財政負担が4分の1いるようになったわけですね。そういう意味でそのときの内容というのが特養、養護、身障児者に関する更生施設、更生医療、補装具給付関係の措置権の町への移譲に伴うその事業費の4分の1の負担がここから始まってきたわけです。で、そのときの事業もホームヘルプ事業やデイサービス事業など、在宅福祉関連でも町の財政負担になってきたわけであります。その後、平成12年に介護保険制度が導入され、また、その後にも障害者の方々への支援費制度などによる財政負担が一層町として重くなったと。これが現在の現実だと思います。 まあ、ある意味ではサービスについては介護保険制度に至ればどこでもある意味では選べるようになったことは、私は確かであるかと思います。医療制度と同じようにどの病院でもかかれる、また、どの施設でも入れるという、ナショナル・ミニマム的なサービスが現在受けられるようになった。ただ、障害者の方についてはまだまだ介護、そういった施設が少のうございますので、支援費制度になったけれどもまだ十分ではない部分がございます。ただし、そういう意味で一方でサービスを十分提供するようになったと同時に町の財政負担もふえてきた。 ですから、これが基本としてこの合併問題の大きな短所だったのが、以前は昭和の大合併と言われたのは中学校を設立するための、一つの校区ごとに財政力を高めないといけない、そういう意味で昭和の大合併は行われた、このように言われております。 今回の平成の大合併と言われる今回の合併につきましては、この市町村が住民に直接サービスを提供することによるサービスのまた高度化、そして、財政資質の増大、こういったものによってこれをどう合理化して、内部で消費してしまうんではなくて庁舎内で消費してしまうんではなくて、住民に還元できるにはどうしたらいいのかということが発端になっておるわけです。それと国の財政がそういったものに対する一定の箱物、さまざまな公共投資による財政出動、またこれにあわせて地方の市町村が連動して、その公共投資も一緒に行ってきたために国がおかれているものにつきますと740兆円、平成16年度末によると740兆円ほどの借入金残高になるんではないかと言われております。 で、私どもの方の地元から出ておられる麻生大臣が麻生プランというものを出されまして、今一般質問の冒頭に申しましたけれども、三位一体改革が着実に実行されていると。言葉ではいいわけですけども、これは市町村にとって極めて厳しい。ですから、財源移譲を含めて4兆円の国庫補助金削減のうち3兆円を移譲しましょうと、これが麻生プランの考え方だろうと思うんですね。ですから、基本的にいうと8割しか財源の裏づけが、この麻生大臣の案ですらそういうことでしかないわけですね。それに加えて2年、3年前から始まった臨時財政対策債の返済が平成17年度から始まります。 なぜ、ことしになってみんな各市町村があわてたかと言いますと、景気対策のために平成元年、バブルがはじけて以来、元年から2年にかけてバブルがはじけましたけども、その景気対策のために平成6年、7年ぐらいから小渕内閣によって所得税の一定の減免、これにつき合わされて住民税の減免も行ってきたことは確かであります。その分の借りかえということでの財政にすると4億9,500万円でしたかね、この財源を国が措置すると約束しておりましたけれども、今年度返済ができずに、要するにそれは借りかえてもいいですよということで借金で借金を返したということが、本年度の7億5,000万円、財政調整基金等からの持ち出しの大きな理由であったわけです。で、あと2年すると、2年といいますか来年度ですね、来年度にはその臨時財政対策債の返済も始まる。ということで、総務課長等から議会に対して説明がありましたとおり、本年7億5,000万円有余、来年度13億5,000万円という基金を取り崩さなければもうやっていけない時期が来たということであります。そういう意味で今までのように住民の目先のただ単にこのサービスが高いのか安いのか、自分は得か損かという考え方だけではもうやっていけない論議になってきてるんではないかと思います。 そういう意味で、先ほど申しました18回にも及ぶ議論の末、岡垣町に仮庁舎を決定していただきました。まず、この感想から町長にお伺いをいたしたいと、このように思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 午前中にも申し上げましたように岡垣町は合併の基本的な理念と申しますか、考え方につきましては、先ほど申し上げましたようにスケールメリット、そしてまた行財政の効率化による合併のために効率化を目指すために合併を地方分権の大きな柱として進めて、4町で進めていくという基本的に方針につきましては変わらないわけでございますが。今回の合併協議会の中で新市の計画、新庁舎の位置等につきましては、竹内議員も委員として入られ、大変な御苦労の中で私ども苦渋の選択をいたしましたけれども、先送りの件につきましては苦渋の選択をいたしましたけれども、表裏一体だというような形で合併時の庁舎を岡垣町で物理的にも、そして設備、いろいろなことを考えて3町の方々から御賛同を得、決定をしたということについては、皆さん方の努力に対し真剣に取り組んでいただきましたことに対して心から感謝をいたしておる次第でございます。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) それから、別な見方をしまして、行政がどのような効率、また、町の置かれた状況を勘案することに、私なりに人口の増減と、それに直接関連があります合計特殊出生率、先日新聞報道でありましたように国全体が1.29、ほぼ16歳から49歳までの女性の出生率の合算したものが合計特殊出生率ですね、平均したものが。そう言われておるわけですけども。これが1.29ということで、各紙、新聞が年金の基礎になる2027年度に1.39に回復するという厚生労働省の注意推計のもとが崩れたんじゃないかと、このように大騒ぎをしておったわけでありますけれども。きのうインターネットから事務局に取っていただきました我が町の合計特殊出生率、これを御存知でしたらお答えをいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 松丸住民課長。 ◎住民課長(松丸和美君) 私の方で県の方に確認いたしましたところ、1.15というような回答をいただいております。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。
    ◆議員(竹内和男君) 1.15ですか。これはきのう取りました物ですが、1.15ですともう県下で一番低いんですね。で、1.21というふうに答弁してまして、お隣の遠賀町が1.20、この3号線近辺の中では非常に低い部類になります。もちろんそういう意味では国平均よりも低いということは既に国全体の中のこういう合計特殊出生率のマップというのがありまして、遠賀郡全体が赤いマークで以前からもう標示してあったんですね。そういう意味でずっと低いということは理解をしておりました。 以前、ひのえうまというのが、これ何度も話したと思いますけども、そのときに138万人までこう、200万人からがたっと落ちたんですね。ひのえうまというのはその年に生まれた人が男性を──女性の場合ですよ、男性の運気を食ってというふうに迷信に基づいて国民の方々は子どもをつくらなかったんですよ。で、このときの出生率が1.57、そして平成5年ですね、このときにできたのが1.58、55か、56か58だったんですね。そして1.5までに下がったから1.57ショックという言葉が生まれたんです。それからなおずっと今下降し続けて、先ほど言いますように昨年度分の合計特殊出生率の発表が1.29であったということなんです。でも岡垣はそれ以下にずっとなってきてるんですね。特に遠賀郡は全体に低くございます。水巻、芦屋は少し高いです、1.35とか、ここに書いておりますけども、水巻が1.36、芦屋が1.56あります。ですから遠賀と岡垣が非常に低い。 例えば、今度合併いたします新宗像市との協議がされています大島村九百七、八十人しかいらっしゃらんとこですけど、ここでも1.24あるんですね。だから大島村よりも低い岡垣は町だと。合計特殊出生率によればですね。で、津屋崎町が1.23、旧玄海町──お隣、旧玄海町が1.19。ですから今課長が1.15と言われたからもう私もびっくり、なおびっくりしたわけですけれども、きのう取っていただいたインターネットでの町村別の合計特殊出生率はそのようになっておりました。これがまず1点。 それから、人口の増減でいきますと遠賀郡全体で70年代後半に9,692名増加しております。で、80年代前半に6,926人の増加であったものが、70年代後半以降に10年間は芦屋町だけであった人口減少が80年代後半には水巻町も減少傾向で、郡全体ではマイナス411人の減となっています。 それまで、急速に、昭和40年から5年ごとで区切りますと最初は二千七、八百だと思いますけど3,500とか4,000とかいう岡垣はですね。非常に5年区切りの20年間岡垣町は5年区切りの物すごく増加していったわけですけど、そのときの一時期だけ25人という、1年間にですよ、1年間にたった25人しかふえてないというのがあって、郡全体ですると差し引きしますと411人の減になった年があったんです。そのときの人々が既にリタイヤ、今してきてるんですよ。税収不足を今後どんなに税財源を譲ると言っても税を払えない、いわゆる仕事についてない人が税払うといえば消費税・間接税ぐらいしかないわけですね、あとは。あとは入湯税で、あなた人間で生まれておるから靴はいてる、ネクタイ締めてる、ワンピース着てるからという、取れれば別ですけれども、そうでなければほとんどリタイヤ今からされていく人が多いでしょう。ですから、あとバスの公共交通機関の問題もこれから取り上げますけども、非常に低下していってですね、なぜこれだけ、例えば利用者が減ったかということも後は検証していきたいと思います。 で、先ほど午前中に都市公園の整備ということで猿田ため池を公園整備しなさいというお話でございましたけれども、この公園面積、遠賀郡、今合併対象にしております他3町の公園面積と岡垣町、どれだけあるか御存知でしょうか。昨年度平成15年度で結構でございますが、お答えいただければお答えをいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 岩崎建設課長。 ◎建設課長(岩崎生夫君) 公園面積につきましては36カ所で、7万6,562平方メートルです。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) 正確な数字を答えていただきましたけど、住民一人頭にいたしますと、午前中も論議にありますが、岡垣町2.4、遠賀町13.1、水巻町14.6平米、芦屋町に至りますと17.1平米ですね。これ年々着実にここ伸びてます。以前は十二、三平米というふうに私申しておりましたけども、非常に他3町につきましては都市公園面積の増加が著しく増加をして、国が目標としてる10平米をはるかに超えております。そういう意味では4次計画の末に至っても、なお国が決めている最低限の面積にも到達しない、こういうのが岡垣町の現状ではないかと、このように思います。 高齢化が進めば平坦なところに公園がないと、山や海があってもそこまで到達し得ないお年寄りの方々がいます。また、お子さん方が、小さな乳幼児を連れて若いお母さん方が散歩をしたいと思ってもそういうのがございません。ですから中学校区ごとに一つの近隣公園をつくっていきなさいという形がありましたので、一丁ため池は農林水産省関係の水辺の環境整備事業で半分だけはきちんと整備をしていただいて、今見違えるように立派になっております。 ですから、門田周辺をということで今新市建設計画の中には、この公園の総合計画を入れていただいております。合併できれば当然返さないでいいお金、30億円ぐらいの頭金をいただいて、残り70%のうちの──68%ですか、これを充用していただいて大きな公園をつくり、一挙に岡垣町の不足している都市整備公園の面積を拡大して、住民の方々、また、環境レクリエーションとしての目標もできていくんではないかと、で、これに続いて道の駅も新市建設計画の中に取り上げてます。 ですから、単町では今猿田ため池で2億円のお金が町長も午前中口ごもられておりました。ですけども、仮に100億円といわれるような大きなお金であっても、この合併であればお隣とのこれだけの差がありますから、法律的にも手続的にも何らこれを阻害するものがございません。支援措置としてですね。そういう面では岡垣町の今後のまちづくりにあって、これだけすばらしい総合公園ができればレクリエーションの場所、観光の一資源として大きな目玉にはなるんではないかと、このように思いますが、この点だけ感想をよろしくお願いいたします。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 新市の建設計画の中に私ども門田池の県立公園化に向けての協議事項の中に入れておりますし、今後合併の中で十分それについては協議がなされるというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) それと今この法定協議会の話が進んでおる中に押しつけられた合併ではないかというお話がよく出てくる場合もございます。これがそのとおりかどうか町長にお答えいただきたいわけですけども、余り抽象的にお話をいただいても皆さんぴんと来ませんので、なぜできたかということをここで一言申させていただいて、これがそのとおりであったか否かということだけお答えいただけば明確になるんではないかと思います。 15年3月9日に芦屋町議会が4町の協議会設置議案を否決された後、遠賀町、岡垣町、水巻町はそれぞれ可決をしましたけれども、芦屋町議会が否決をしました。そのことによって住民発議された方々が芦屋の鈴木町長が自ら申し出られまして住民投票という形になりました。そのときに先ほど言いました3月9日に当日有権者1万2,781人、投票率57.8%で、賛成3,812、反対3,475票。わずか300ちょっと、500くらいでしょうかね、300ちょっとの差でありますけれども、住民の賛成の方の票が多かったということで現在の法定協議会が設置された。ですから住民の願いとして起こったということは御理解いただけると思いますし、その特例法は議会の議決があったものとみなすと。ですから反対されて否決されたもんですから住民投票によってこのようになりました。ですから、今、この合併問題は、押しつけ合併というような話がよくありますけれども、それは町長どのように、この結果を踏まえてですね、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私の政策と申しますか、については4町合併の住民の方々のそういうまとめて4町合併を推進するという立場でございますし、今回の合併協議会は竹内議員言われましたように芦屋町の住民の方々の住民発議に基づき、なされた結果であり、私は住民の方々のそういうふうな思いの中からできた協議会であるというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) ぜひそういう思いの中からさまざまな経過をたどりながら来ております。ここにもうまとめております、きちんと。これは、やがて住民の方にすべて報告する形で出したいと思いますけども。そういう意味で町長も推進派でございます。ある意味で。ですから、そういう意味ではぜひ今の住民からの願いで起こったということだけは肝に銘じていただきまして推進の方をよろしくお願いしたいと思います。あと3題ほど用意いたしておりますので、そちらの方に移らしていただきたいと思います。 次に、先ほど申しましたように岡垣町の公共交通の基本計画、これをつくっていただきました。立派な冊子ができ上がりましたけれども、以前西鉄が調査した内容で平成15年に88万593人の利用者が、平成14年には何と51万7,089名、36万3,504名の減、1日にして995.9人が利用者がいなくなったと、このことについてどのように検証をなされておるかお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 自家用車の普及というような大きな社会的な問題等で公共交通機関に対する方々に利用が減ったのではないかというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) そのモータリゼーションというのは、非常に前から言われた問題でありまして、この年度ですね、10年から14年度、なぜこう減ってきたかということは、駅の利用者も当然バスに乗らない以上は減ってきてるわけですね。以前1万人を超えた利用者の方々が減ってきております。それと、町内の移動も減ったんではないかと、このように思います。そういう意味でここのところをしっかりやっぱりつかんだ上でやっておきませんといけないと思います。 で、ここに町がこれを分析されておるわけですけども、海老津駅の送迎が増加しております。6時から9時までの目視ということで調査を入れておられますが、2,906人、この3時間の間に2,906人。その内訳は男性、これが大学生も含むと書いておりますけども。通勤が42%、女性の通勤が29%、男性の通学が14%、女性の通学が15%。そして、その利用はバスが7%、タクシーが1%、自動車・自分で来られる方5%、徒歩35%、二輪車15%、送迎・駅の正面玄関まで送ってこられるのが37%。ですから、こう分析されておるわけですから、今後今町が、午前中が、午前中というよりも石井議員の交通公共安全対策のことにもちょっと触れておられましたけれども、これの方々がどのように今後利用形態を変えられるかですね。ですから、高陽団地にはジャンボタクシーをと、上畑もそのような形も言われておりますし、一般のコミュニティーバスも芦屋線、そして、西鉄バスもという、3本立てでということは全員協議会で説明をなさいました。 ですから、この基本方針というのを今答弁いただきまして、どなたもが利用できる、要するにコミュニティーのバス、マイクロバス、西鉄バスを走らせると。この基本方針については私も大賛成でございます。ただ、これから先はワンコインにするのか、200円程度でして、駐車場にとめてですね、200円払って行かれてする方がいいのか、バスで行った方がお酒飲んでも無難に交通違反に遭わずに帰ってこれるとされるのか。それと、また全くバスが走ってないところに行きますとジャンボタクシーでどれだけその路線を拡充し、バス停の数をふやしてあげる。その上に距離も200メーターを超えるとお年寄りの方が乗りにくいというのを言われてるわけですね。 そういう意味で、同じ今お金を使ってもこの計画書の裏の方に参考で載っておりましたけれども、私が一応3月、9月にも申しました、太宰府市のまほろば号、これによってその資質と岡垣が単に運行委託やっとる金額がほとんど支出が変わらないんですね。そして向こうは5路線、相当数のバス停がございます。そういう意味では非常に効率よく住民の方々が利便性を向上させておられる。ここは平成17年度から計画を練っていくというふうにおっしゃっておりますので、ぜひ町長、さまざまなことがあると思いますけれども、職員の方々も住民の方々のためにぜひお骨折りをいただきたい。 これは計画書がこういうように出ておりますし、今御説明いただきましたので、私の強いさらなる要望としてこの件に関しては終わらせていただきたいと思います。 次に、学校登校時の安全対策につきましてお尋ねをいたしたいと思いますが、学校や登校時の安全対策につきましては、まあ、さまざま言われてきておるわけでありますけども、ここで教育長が答弁されております。既に6,470名の方の署名をいただきました陳情の内容の中には、一部既に岡垣町しては先行してちゃんともう対処していただいて、防犯ブザーの配布等も既に終わられたり、スーパー防犯灯といいますか、警察に通報できる設備を吉木小の周辺に設置していただいてるということで非常に心強く思っておりますけれども。 ただ、お話をお聞きいたしますと、そのスーパー防犯灯のスイッチにいたずら書きがあったり、また防犯ブザーも必ずしも全校生徒の方々が持ってきていただいてないと、こういうことにやっぱり気の緩みがあったりするんではないかと思いますので、ここはもう少しそういった指導も含めてマニュアルをどのような形で作成をされておるのか。要点だけで結構でございます。あとの分がございますので、お話をいただければと思います。 ○議長(木原信次君) 石田教育総務課長。 ◎教育総務課長(石田健治君) この問題は、文部科学省の方から危機に関する不審者の問題について一つのマニュアルができ上がって、全国に配布されております。それに従いまして、各学校においてそれぞれの地域性もありますので、それに従って危機管理マニュアルを、教育長の答弁の中にありましたように教育指導計画書というのを学校が毎年作成をしていきます。その中での安全対策として、その危機管理マニュアルを作成しております。より具体的……。(「もういいです」と呼ぶ者あり) ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) 本当は教科書を一生懸命勉強をされておるからお答えをたくさん言いたいんだろうと思うんですけども、ちょっと時間の関係で、恐縮ですがこちらのお尋ねにお答えをいただきたいと思います。 で、今言いましたように防犯ブザーの貸与、配布につきましては、やはり指導をしっかりしてですね、万が一襲われたときに、せっかく町が貸与配布してるのに持ってこなかったら全然役に立たないわけですね。そういう意味で、ぜひその辺も指導もしていただきたいし、今後、今言われる防犯マニュアルは既に岡垣は対応しておるということでございますけれども、このマニュアルというのは、あるこれは一般の物販の会社でありますけども、こういうことを言われておりました。会社の電話はお客様の方から要望があっても貸しちゃいかんと、マニュアルはそう書いてある。ただし、それは何かお子さんの緊急時があって貸してくださいと、すいませんが貸してくださいって言われたら、マニュアルに貸したらいけないというふうに会社が書いてるということでお断りをしてしまったと、そうするとその会社というのはひどい会社だと。緊急時、こうやってお願いしてるのに、いや、それがね、あるんですよ。マニュアルに載ってるからってマニュアルどおりにするのがまた、学問ばかとよくありますよね、専門ばかというのが、まさにそのとおりなんですよ。マニュアルどおりに動いてしまうから臨機応変な対応ができない部分があります。ですからそこのところはよくマニュアル、私もちらっとしかこの前見せていただいておりませんので、中身を検証しておりませんが、不必要な部分、また、これは改善した方がいいだろうと考える部分については、ぜひそこのところも今あるからと言うんでなくて、見直しをやっていただきたいと、この点だけちょっとお答えをいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 今、議員がおっしゃるように、企業の何ちいいますか、計画ですかね、絵にかいたもちではだめと思います。やはり実践的なことをやってマニュアルをやっぱり欠点を補うということで、ちょっとダブりますが、吉木小学校は去る6月の8日に実際的にこのマニュアルに従って折尾署から来ていただいて、9日の日に新聞に載ったと思いますがやって、そして検証し、そして問題があるところは修整し、そして実践するようにしております。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) そういうことで教育委員会としても安部教育長を筆頭にですね、本当に担当の部署の皆さんはよくやっておられると思います。そういう意味でぜひ手抜かりのないようにですね、本当に少子化で、どなたも大切な我が町のお子さんでありますので、その辺はぜひお願いをいたしたいと思います。 また、さらに、必要であれば町にスクールガード、いわゆる学校の安全警備員をですね、今後国は将来的に5年間で配備計画もやりたいと、まあ、やろうではないかということで、今与党であります自民党、公明党の中でもこういう打ち合わせもされておるように伺っております。これはもういろんな学校での今事件がございまして、こういうことも一つの流れとして今後出てくる可能性がございます。必ずしも決まるとは限りませんけど、恐らくこれはそんなにどなたも反対されるような内容でございませんので、前もってそういうことも将来的に、ここはマンモス校だと、逆に過疎の校だから要るんではないかということであれば、そういうこともぜひ念頭に置かれて研究をまずやっていただきたいとこのように思います。この点いかがでしょうか。 ○議長(木原信次君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 議員がおっしゃるとおりですね。今後の対応につきまして十分研修しまして実践してまいりたいと思います。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) ぜひそのような形でよろしくお願いをしたいと思います。 最後になりましたが、演壇、冒頭で申し上げましたとおり、障害児の方々の学童保育についてということで要望書・陳情書が出ております。この件に関して町長は、検討、調査・研究を速やかにやっていきたいということでございます。これについては非常に前向きなお言葉をいただいております。ただ、文教委員会も委員の皆様が同じ情報を共有するという一つの大きな目的と他で事業をやっておられるところを視察研修をしたいということで今議会においては継続という結論を委員会はどうも下ろされてるようでございます。 そういう意味で、これをいきなりということにもならないでしょうし、陳情の内容そのものが24時間対応という形で、いつでもいう形で思いがおありであると思います。ですから、当初その中では一時預かり、水巻の方、今条例で出ているのもそういう休暇時といいますか、夏季休暇とか冬季、春季の休暇時に預かるという条例が今出ているようでございます。 で、これがですね、ちょっと御紹介いたしますけれども、平成13年の6月18日と言いますから、今から3年前ですね、3年前に水巻町の川本議員、女性議員でありますけども、水巻は会派制をとっておりまして代表質問という形になっているみたいです。で、その中のやりとりの中でこの部分が取り上げられておったようでありますけども、当時はまだ条例が水巻町もできてなくて、学童保育の要綱というのがあったみたいですね。その中で要するに心身に著しく障害のある児童は除外または制限する、要するに学童保育としての受け入れを制限されてた項目があったみたいですね。ですからそれを川本議員は問題にされて、まあ、学校教育の中で健常者と同じように障害のある子どもたちも勉強しておりますと。学童保育には制限があるということは差別が生じるのではないでしょうか。この点についてもお尋ね申し上げますということで、そのあとも各会派ごとにそれをされてる部分があるみたいです。今日、一つの一定の方向として、必ずしもこれで100%条例が今回水巻で提案されたとは限りませんけども、一つのきっかけをつくられておることも事実だろうと、このように思います。 そういう意味で、例えばここは、水巻の場合は、夏季休暇といいますか、そういうことも含めて事業の対象という形でされておるわけでありますけども、この水巻の条例に関して町長が、まあ、担当課長でも結構ですけども御存知であれば、どのようにこのことをまず評価されておるか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 現在、水巻町で条例を出されておるということはお聞きをいたしておりますけども、中身についてはまだ認識をいたしておりません。今後、取らしていただいたり、議会終了後等について条例等については研究をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。(「福祉課長が補足の答弁があります」と呼ぶ者あり)花田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(花田申三君) 今町長が基本的なことは今後ということでございまして、我々の福祉課長あたりの中では、水巻は障害者、通常の障害者は学校なり保育でもやっておりますけど、それ以外に在宅でされた保育を必要とする障害者をする必要があるということで急遽、こういう条例をつくられたということでございます。 ○議長(木原信次君) 1番、竹内和男君。 ◆議員(竹内和男君) 一定の成果といいますか、6月、私どもと同じように6月議会で御議決されれば7月1日からこれを施行しようとされておるわけです。そういう面では、まあ、遠賀町、また、宗像市にもその陳情書にありますとおり、一つの一定の成果で既に事業を実施されておるわけですね。隣接するところがそういうように事業をされておるということで、岡垣町としてもさまざま福祉施設があります。それで、町長、いつも合併問題も絡めてよく言われますけども、住民の福祉の向上が合併の目的なんだと。で、合併は手段なんだと。だけどもその手段がおろそかにしてしまうと結局はこういった問題もなかなか財政上にはやりにくくなります。ですけど、合併しようとしまいとこういった悩みを持っておられる方は一日も早く、やっぱ救済しなきやいけないことが事実なんですね。そういう意味で、国は今後、先ほどのいじめの問題もそうですけども、虐待やいじめを受けた児童を治療するために情緒障害児短期治療施設や施設退所後の子どもの自立を支援する自立援助ホーム、全都道府県に今後整備していく考えがあるそうであります。 また、自閉症や注意欠陥多動性障害、学習障害児などに対しては発達障害者児支援法を制定し、発達障害者支援センターを全都道府県に今後整備をしていくと。ですから、国が取ろうとしている政策を先に読み取って、市町村がまずテストして、せっかく要望が出て住民の方々のニーズがあるわけでありますから、そこを大事にしながら一日も早く国が後から来る法律、完全に整備してきます。そういう面ではここに注目を集めて、町の税財源を一つはやっぱり投入していくべきではないかと、このように思います。 それと、地域子育て支援センターというのは現在中学校区約1万か所に集いの広場として整備をされておるということでございますけれども、すべてのものをやっぱりこういったことに利用していくということで、ぜひ、情報をできる限り早く・早く取っていただきながら、悠長に調査・研究するんではなくて、できる限り早く実現をさせていただきたい、このように思います。 で、情報を共有化しなきゃなりませんので、まあ、LD、学習障害の問題やADHD注意欠陥多動性障害、自閉症とまたアスペルガー症候群と、こういった問題もございます。医療機関などで正確な診断が必要とされ、日常的に長時間の注意を求めることを避けるなど環境を整え、日常的に出てくる情緒障害である自信喪失や無気力などを防ぐための幼児期の対応が必要なんだと。ですから、ある一定のことは少し調べれば十分我々でも認識できる範囲で、資料もあります。そういう意味で、ただ、保育ということだけでは、これは済まない問題ではないかと。ここに療育という問題も加わってきて、親御さんにとってみれば自分が忙しいからただ単に子どもを預けるんじゃなくて、そこにとってみると保育だけではなくて、療育という問題も町にこの陳情書はお願いを、その心の先の中でお願いされておるんじゃないかと思います。 そういう意味で、あと残りわずかになりましたが、町長のこの問題に関しての決意をお聞きいたしまして私の一般質問を終わりたいと思いますので、ぜひ町長の強力な決意をお述べいただきたいと思います。 ○議長(木原信次君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) さきに陳情を受けました折に私の感想も述べさせていただきました。これにつきましても早急に障害者の方々の学童保育をどうするかいうことにつきましては調査・研究を真摯にやっていきたいというふうに思っております。 ○議長(木原信次君) 以上で、1番、竹内和男君の一般質問は終わりました。────────────・────・──────────── ○議長(木原信次君) 以上で本日の日程は全部終了しました。本日はこれにて散会します。起立。礼。午後4時29分散会──────────────────────────────...